SEVENTEEN「一生の友達に出会えた」 ベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』で示した9年間の集大成

 記者からの質疑応答の場面では、タイトル曲で見せたい姿に関して質問が。WOOZIは「絶えず頑張る姿を見せていきたい」と語る。その姿勢を背景に、彼は最近AIによる作詞にも挑戦してみたといい、「(新技術を)利用するのも重要だと思った」「技術のメリットとデメリットを検討したうえで、僕たち固有のアイデンティティをどう守っていくのか、毎日悩んでいる」と、作詞作曲を手がける彼ならではの現在の悩みを明かした。

 また、これまでの活動で最も印象に残っている瞬間を問われると、S.COUPSは『2023 MAMA AWARDS』でアルバム大賞を受賞した時のことを挙げ、「(長く大賞を受賞できない時間が続いて)大変だったが、それを克服できた瞬間が『MAMA』だった」と昨年の音楽授賞式が格別な思い出になっていることを語った。

 良好なチームワークの秘訣について尋ねられると、S.COUPSが「何より会話が重要だと思っています」と、1カ月に一度はメンバー間の対話の時間を作っていることを明かす。HOSHIは「こんなに仲のいいメンバーに出会えて、一生の友達に出会えたと思う時があります」と、メンバーへの絶大な信頼感を言葉にした。「喧嘩をする時もあります」と話し始めたSEUNGKWANも、「メンバー13人で、誰がきても自分たちの仲を裂けない、そんなチームワークができたなと思っていて」と、SEVENTEENとして絶対的な絆が築かれていることを窺わせた。

 最後に、メンバーは「CARATに会うのが本当に楽しみ。頑張って活動したい」(JEONGHAN)、「CARATが誇らしく思ってくれるようなSEVENTEENになれるよう、いつものように今回も頑張ってかっこいい姿をお見せしたい」(WOOZI)、「9年という長い間、ご一緒してくださったファンの皆さんにありがとうと言いたいです。最善を尽くしたいと思う」(HOSHI)と、それぞれファンへの想いを語って、今回の記者懇談会を終えた。

 『17 IS RIGHT HERE』は、韓国「HANTEOチャート」で発売1週間で200万枚以上を売り上げ、ダブルミリオンセラーを達成。タイトル曲「MAESTRO」は、韓国国内主要音楽配信チャートの上位圏にチャートインし、世界32の国と地域のiTunes「トップソングチャート」で1位を席巻。さらに日本でも「オリコン週間アルバムランキング」(2024/5/13付)で初週売上33.3万枚を記録し、初登場1位を獲得した。今作で8作連続、通算12作目の1位獲得となり、海外アーティストによる「アルバム通算1位獲得作品数」歴代1位記録を自己更新する形となった。

 SEVENTEENは、6月に開催されるイギリス最大の音楽フェスティバル『Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts 2024』(『グラストンベリー・フェスティバル 2024』)にK-POPボーイグループ史上初となるメインステージに登場。さらに、9月にはドイツで行われる『Lollapalooza BERLIN 2024』(『ロラパルーザ・ベルリン 2024』)にヘッドライナーとして出演する。

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