ときのそら、赤井はあと、兎田ぺこら……『hololive 5th fes.』DAY1で見せた記憶に残るステージ

 ときのそら、森カリオペなど人気女性VTuberが多数所属する「ホロライブ」による5度目の音楽フェス『5th fes.Capture the Moment』が3月16日と17日に、千葉・幕張メッセ国際展示場1-3ホールで開催。本稿では、16日の夜の部「hololive stage2」をレポートする。

 オリジナル曲を交えながら、ボカロ楽曲や人気アニソンのカバーで会場を沸かせた「5th fes stage2」。まずは全員でhololive IDOL PROJECTの「Prism Melody」を歌唱。正面のステージだけでなく左右にもステージを設けて客席をぐるりと3面で囲む形式は、今回が初とのこと。総勢52名の中から17名の人気VTuberが並んだ様子は圧巻。それぞれの個性を放ちながら、腰からお揃いのドレープをあしらった特別な衣装を身に纏った彼女たちが、これからどんなステージを繰り広げるか、ワクワクで心臓が高鳴った。

 トップバッターは、ホロライブを代表するときのそら。「みんな来てくれてありがとう!」と言って、オリジナル曲「ゆっくり走れば風は吹く」を情感たっぷりで歌い上げ、「みんなの応援に応えられるようにがんばるから、最後までよろしくね!」とコメント。ホロライブを率いる先駆者らしい、見応えのあるステージで観客を沸かせた。

 続いて、ホロライブインドネシアから、こぼ・かなえるが登場。急激に登録者数を伸ばし昨年YouTube登録者数200万人を達成した注目株。上坂すみれのカバー「ハッピーエンドプリンセス」を賑やかに歌い上げ、〈ですわー!〉と絶叫。側転も披露するパフォーマンスで会場を沸かせた。この日は、こぼ・かなえるの他、同じくホロライブインドネシア所属のベスティア・ゼータ、カエラ・コヴァルスキアが、昨年の3Dモデル発表を経て初出演となり、この日の見どころの一つになった。

 ベスティア・ゼータはソロで有華の「Baby you」、カエラ・コヴァルスキアはGoose houseの「光るなら」を披露したほか、3人でホロライブインドネシア3期生の全体曲「save our hearts」を歌い、美しいハーモニーや掛け合いを繰り広げると、観客は手を左右に揺らして3人に声援を送った。またMCに登場した際には、カタコトの日本語で一生懸命話そうとする3人に、会場から大きな声援と拍手が沸き起こり、うれしそうにステージを走り回って会場にウェーブを巻き起こした。

 桃鈴ねねは、「ねねちのギラギラファンミーティング」を歌って会場を常夏の夏休みに。「腕を挙げて思い切り楽しんじゃおう!」と声をかけ、会場はオレンジのペンライトに染まり、〈ギラギラ ギラファファ〉や〈サッサッ サッサッサ〉とコーラスを大合唱して会場が一つになった。桃鈴は続けて兎田ぺこらとコラボで、テレビアニメ『VS騎士ラムネ&40炎』オープニングテーマ「未来形アイドル」を歌って会場を盛り上げる。息ぴったりの2人に、観客は〈ハイ!ハイ!〉とかけ声をかけ、会場全体がハイテンションになった。2人はMCでは「まさかの2人で驚いた?」とコメント。その兎田ぺこらは、ソロではAimerの「カタオモイ」をカバー。歌枠でも好評だった同曲で、会場はしっとりと感動的なムードになった。

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