乃木坂46 山下美月卒業で3期生全員選抜、アンダー楽曲の有無……35thシングルフォーメーション解説

 乃木坂46が3月27日にリリースする35thシングル(タイトル未定)の選抜メンバーが、2月18日深夜放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて発表となった。

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卒業する山下美月を送り出す3期生全員選抜

 センターを務めるのは、山下美月。放送前日の17日に彼女の卒業が発表されており、多くのファンが35枚目は卒業シングルになるということを予感していただろう。山下が表題センターとなるのは、26thシングル『僕は僕を好きになる』、32ndシングル『人は夢を二度見る』(久保史緒里とのダブルセンター)以来3度目。卒業シングルとしては齋藤飛鳥がセンターに立った31stシングル『ここにはないもの』以来であり、深川麻衣、橋本奈々未、西野七瀬、白石麻衣、齋藤に続く、1期生以外では初めて卒業シングルが切られるメンバーとなる。

 本作の最大の特徴は、3期生全員選抜のフォーメーションが取られていること。卒業する白石を囲むようにして1期生11人が2列目までに勢揃いした25thシングル『しあわせの保護色』以来2度目の、特例のフォーメーションだ。フロントは山下を中央にして下手から与田祐希、久保、梅澤美波、岩本蓮加と並び、特に久保、山下、梅澤の3人からは『僕は僕を好きになる』、さらにはHuluで配信されていたドキュメンタリー『僕たちは居場所を探して』を想起させる。

乃木坂46 『しあわせの保護色』

 3列目には下手に吉田綾乃クリスティー、佐藤楓、阪口珠美、上手には伊藤理々杏、向井葉月、中村麗乃。吉田は今回が初の選抜入りであり、卒業生である大園桃子を含め、3期生は全員が選抜を経験した唯一の期となる。番組のなかで、吉田は「このタイミングだから、きっと吉田を選んでくれたっていうのもきっとあると思う」とコメントしていた。その役割とは、時には立ち止まりながらも、乃木坂46として、アイドルとして約7年半を全力で駆け抜けてきた山下を最高の形で送り出すこと。「しあわせの保護色」のMV、そして白石の卒業コンサートまでの期間で、1期生、ひいては乃木坂46全体が連帯していたように、これから公開される35thシングル表題曲MV、5月に控えている山下の卒業コンサートにこそ、全員選抜が取られた意味が見出せられるはずだ。

乃木坂46 『僕は僕を好きになる』

4期生4人、5期生5人の厳選された選抜メンバー

 選抜20人のうち11人が3期生ということもあり、4期生は4人、5期生は5人というこれまで以上に厳選されたメンバーがそれぞれ選抜入りをしている。4期生は田村真佑、遠藤さくら、賀喜遥香、弓木奈於。“かきさく”こと賀喜と遠藤が山下のすぐ後ろに位置し、特に山下を尊敬し相思相愛の仲にある賀喜にとって今作は忘れられないシングル期間となるだろう。特筆すべきは、このタイミングで初の福神入りを果たしている弓木。言ってしまえば、遠藤や賀喜のような表題センター、田村のような期別曲センターを経験していない身でありながら、ここまで上り詰めてきたのはバラエティでの活躍、昨年の『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のYOASOBI「アイドル」を例にしたパフォーマンス性が評価されてのことかもしれない。

 5期生からは2列目に井上和、川﨑桜、3列目に一ノ瀬美空、五百城茉央、池田瑛紗がそれぞれのポジションに立っている。山下との関係性が深いのは、『乃木坂工事中』の企画「お歳暮グランプリ」で山下に感謝を示していた一ノ瀬。“レジェンド”秋元真夏から山下、一ノ瀬へと継承されるあざといキャラのメンバーでもある。3列目中央に高身長の五百城が配置されていることも、MV、または音楽番組で遠藤、賀喜の間から姿が抜ける、期待したいポイントだろう。

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