Devil ANTHEM.「過大評価が怖い感覚はなくなった」 急成長した自信と活動休止への本音

「活休はするけど『1年間を大切に過ごそうね』っていう気持ちは一緒」

――こういう自信作を作って、「さあ、これから」というところで活動休止の発表がありましたが、これは結構前から考えていたことだと『裏!でびラジ』(Devil ANTHEM.プロデューサー・佐藤海人がメインパーソナリティを務めるネットラジオ番組)を聴いて知りましたが、公式に発表された「お知らせ」からも読み取れるように、活動休止期間は1カ月になるかもしれないし、もう少し長くなるかもしれないけど、「今年1年間考えながら進んでいって答えを見出す」というのが正しいんですよね? でも、ファンの人たちの心境はきっと複雑ですよね。

竹本:はい、活動休止を発表してからは、一つひとつのライブとか1回の遠征に対するファンの方の意識がすごく変わったんです。定期公演を止めるようになったこともあってライブにもっと真剣に向き合おうっていうファンの方が増えて、毎回ライブのあとに感想を長文で送ってきてくれるようになったりして。「これは当たり前じゃないんだよね」っていう意識になってる気がするし、あの発表ひとつでこんなにもエモいものになるんだって思っています。

水野:ずっと泣いてる人もいますからね。

竹越:活休の発表があったあとに新年初ライブがあったんですけど、その日の特典会はファンの人が目を合わせてくれなくて! 喋るたびに「くるみちゃんの人生を……応援するから……」って。

水野:でも、私たちとしては「活休はするけど、『この1年間を大切に過ごそうね』っていう気持ちはいつもと一緒じゃん? 何をそんなに勘ぐってるの?」みたいな。でも、その日の特典会はみんな沈んでましたね。

――それはそうなりますよ! しかも、活休発表のコメント動画で涙を流してるメンバーがいたじゃないですか。

水野:私ですね(笑)。動画のインタビュアーがデビアンに結構関わってくださっている方で、その人が先に泣いたんですよ。

――ああ、そうなんだ!

安藤:かわいい(笑)。

水野:その方は活動休止の話を佐藤さんから聞いたときに言葉が出なかったみたいで、インタビューのときも「活動休止すると思うんですけど……どうですか……」って私より先に泣き出して、私は人につられて涙を流すタイプだから「ごめんなさい……」って。

――その裏話を聞くと印象が変わりますね。

水野:でも、どれぐらい活動休止するかはわからないし、ずっと待っててくださるファンの人たちもいるだろうけど、その間にいなくなるファンの人たちもきっといるじゃないですか。そのことを考えて悲しくなって泣いたところもありましたね。たまに特典会で「推し変しようかな……」みたいなことを言う人がいるじゃないですか。「次の推しを探さなきゃ」みたいな。でも、そもそも解散じゃないし、何より今いるファンの人たちが待っててくれなきゃ戻ってくる意味がなくなるじゃないですか。だから待っててほしいです!

――5人としては、あくまでもポジティブな活動休止なんですよということを強調しておきたいと。で、今回の取材にあたって過去のインタビューを読み漁ったんですけど、5人体制になった5年前ぐらいのインタビューを他メディアで読んだときに興味深い発言があって、そこではメンバーそれぞれが「私は辞めません」という発言をしていたんです。その後、藤澤ひよりさんの加入と卒業がありましたけど、その発言の通り、皆さん5人は今もこうして活動しています。もちろん、それ以上のメンバーチェンジを望んでいなかったからというのが大きかったんでしょうけど、それ以外に何かしらの想いがあったのかなと思って。

竹本:特にそんなに深い意味はなかったと思います。

竹越:瞳ちゃんが入ってくる前まで、デビアンはメンバーチェンジがすごく激しかったんですよ。そのことにちょっと疲れちゃったというか。言い方は悪くなっちゃいますけど、メンバーが変わるごとに歌割りとかを覚え直さなきゃいけないんです。しかも、新メンバーが入ると新しい空気感になるし、それに慣れるのに時間がかかるんですよね。だから、メンバーが変わらなかったら何も感じなくてよかったのにっていう焦りとかうずうずした気持ちが、「そういうのはもういいよね」「もう変わりたくないよね」という言葉になってたような気がします。

水野:で、気づいたらこの5人で固まってました。

安藤:家族よりも一緒にいるし、なんでも話せるし、落ち着ける場所なんです。

――この5人だからこそ、みたいなところはありますか。

竹越:いっぱいあるよね。

安藤:一人ひとりの性格がわかってるから「あ、この子は今話しかけるタイミングじゃないな」とかも把握できるし、そういうことの積み重ねがまとまりにつながってるのかなとは思いますね。

竹越:あと、今の私たちはハプニングにもめっちゃ強いんです。昔は何かあったら顔面蒼白でそのあとはもうボロボロって感じだったんですけど、最近はいい意味でポジティブに笑えるようになりました。あと、これは私だけの感覚かもしれないんですけど、仕事以外での空気感がすごく柔らかくなったというか。

竹本:お互いに対する信頼度が高いんですよね。嫌なことがあったりしたときも「この人たちなら聞いてくれるかも」とか、全員の性格を熟知してるからこそ信頼できる感じがあると思います。ほんの数年だとそういうところまではなかなか見えてこないじゃないですか。でも今は、メンバー全員の扉が開き切っているので面と向かって付き合えてます。

――今のデビアンはいい状態ということですね。

竹本:めちゃくちゃいい状態です。

――では、活動休止までの1年、ファンには何を期待していてもらいたいですか。

竹越:今まで通り初心を忘れずに大きくなりたいという気持ちだから、今後も5人それぞれ足りないところをみんなで補い合いながら、みんなが横一列じゃなくても、気づいたら同じところにいたっていうふうになれたらいいと思ってます。皆さんにはそんな私たちそれぞれの成長を楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

『Blue Youth』

◾️リリース情報
アルバム『Blue Youth』
2月7日(水)発売
価格:3,000円(税込)

<収録内容>
M1.Blue Youth
作詞・作曲:IMAKISASA 編曲:Relect
M2.好きだ!
作詞:Tsubasa Masuwaka 作曲・編曲:SHINNOSUKE
M3.PA PA PA
作詞・作曲:山下智輝 編曲:蜜柑拉麺・Relect
M4.トロピカベイベー
作詞・作曲:IMAKISASA 編曲:Yutaro Ogawa
M5.モンブラン TO GO
作詞:ハシバタカナリ 作曲・編曲:RYO-P
M6.冬ラテ
作詞・作曲・編曲:AILI
M7.tobira
作詞・作曲:あぶらこぶ 編曲:山下智輝
M8.GOD BLESS YOU!!
作詞:山下智輝 作曲・編曲:上田剛士(AA=)
M9.ar
作詞・作曲:IMAKISASA 編曲:AILI
M10.maybe…なんてモード
作詞:un:c 作曲・編曲:山下智輝

オフィシャルHP

関連記事