平野紫耀は選んだ道を自ら正解にしてきた 立て続けのCM出演でも伝えたメッセージ
ふたつのCMを観て感じたのは、新しい道を歩み出した平野自身とどちらも重なる部分があること。「翠(SUI)」でいえば、“新・清々しい人”というキャッチコピー、「翠ジンソーダ」の爽やかなイメージが、リスタートを切った今の彼自身によく似合っている。そして、デジタルハリウッド大学の「みんなを生きるな。自分を生きよう。」というコンセプトメッセージは、自分の夢を追い続ける平野の生き方そのものを表しているように思う。CM内で語られる言葉の数々は、あくまでセリフなのだとしても、彼が本当に自身の経験をもとに語っているような説得力があるのだ。
YouTubeで公開されている『デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。2024」篇』のインタビュー映像で、平野は人生の選択に悩む人へのメッセージとして、「本当にやりたいことなのであれば、これで失敗してもいいと思えるはずなんですよ」と答えている。「失敗してもいい」は、自身が表紙を飾った『ELLE Japon』の2023年11月号 特別版(ハースト婦人画報社)でのインタビューや、Number_i結成発表時の生配信などでも繰り返し口にしてきたフレーズだ。
普通なら、できるだけ失敗したくないと考えてしまうのが人間だろう。挑戦してみたいことがあっても、失敗するのが怖くて現状維持を貫いたり、周りと同じ安全そうな道を選んでしまったりする。しかし、待っているだけでは夢は叶わない。叶えるためには、少しずつでも行動することが大事なのだと、おそらく平野は知っている。たった一回の打席でホームランを打とうとしたら、緊張しすぎて打席に立つのすら怖くなるのと同じこと。何度空振りしても諦めずに打席に立ち続ければ、そのうちヒットを打つコツもわかってくるし、いつかホームランだって狙える日がやってくるだろう。そういうことなのだと思う。そして、結果がどうであれ、挑戦している姿自体に勇気をもらえる人もいる。
昨年、TOBEで再出発した平野もまた、夢を追い続けている最中なのだろう。そこには、彼が以前から語ってきた“海外での活動”も含まれているのだと思う。CM内でのセリフどおり、本気で夢を追うことは簡単ではない。結果がすぐ出るわけではないし、周りから反対されることも、好き勝手言われることもある。それでも一歩踏み出して、挑戦し続ける勇気。平野の姿を見ていると、自分も背中を押された気分になる。
「その選択が正しいかなんて、今の時点じゃ誰にもわかんないし」――そうだとするならば、選んだ道を自ら正解にすればいい。迷ったら、いつか自分が「最高だ!」と思えるほうへ。
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