SixTONES 松村北斗の言語化能力に注目 内気な性格から繰り出される“めんどくさい”名言の数々
その能力は、活字の世界でも生かされている。2019年から『東海ウォーカー』(KADOKAWA)で連載されているエッセイ「アトリエの前で」では、幼少期のゴールデンウィークの話や、小学生のときに繰り広げたプチトマトとの戦いのエピソードなど、他愛もない瞬間のことが綴られているのだが、“松村北斗”というフィルターを通すと、世界はこんなにも深みを増すのかと感銘を受けた。毎月紹介している本や映画のセレクトにも、松村の趣味趣向が全面に出ていて興味深い。
ただ、こんなにもトーク力に長けているのに、「友達は2人しかいない」と話すほど内気な性格をしているところも、松村の愛すべきところ。しかし、一度気を許した人の前では、ここぞとばかりにマシンガントークを炸裂させる一面も。たとえば、田中樹がメインパーソナリティを務める『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』では、フリートークに時間を割きすぎて、ほかのコーナーを潰してしまうこともしばしば。
同番組でフリートークをしているときの松村は、とにかく愛らしい。田中に、自分が感じたことを一生懸命に伝えている姿が、その日に学校であったことを母親に話している小学生のように見える瞬間も。クールな外見からか、どこかキザな印象を持たれることも多い松村だが、SixTONESのメンバーといるときは、末っ子気質を全開にさせている。
上白石萌音とのW主演映画『夜明けのすべて』が2月9日に公開されたこともあり、バラエティ番組への出演ラッシュが続いている松村。ファッション誌『ViVi』(講談社)内の企画「国宝級イケメンランキング」NOW部門で、2度の首位を獲得し殿堂入りを果たすなど、その端正なビジュアルは世間からもお墨付き。これからも、「“国宝級イケメン”なのに実は内向的で末っ子気質」というギャップを武器に、活躍の幅を広げていってほしい。
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