超ときめき♡宣伝部が放つエモさの真髄を見た たくさんの愛に包まれた念願の横アリ公演
1月27日、28日の2日間にわたり、超ときめき♡宣伝部の横浜アリーナ公演『行くぜ!超ときめき♡宣伝部 at 横浜アリーナ!~隣はきみって決めてるの~』が開催された。振り返ると、かつて彼女たちが横浜アリーナで開催されたイベントに出演した際、いつかこの場所でワンマンライブをすることを宣言していた。
その意味で、今回の公演は6人にとって約束を叶えるために辿り着いた悲願のステージであり、その実現を祝福するために、広大な会場を埋め尽くすほど多くの宣伝部員(超ときめき♡宣伝部のファンの総称)が横浜アリーナに駆け付けた。過去最大規模のワンマンライブとなった今回の公演は、〈Day1:恋〉〈Day2:青春〉を通して、彼女たちにとっての永遠のテーマである「ときめく恋と青春」を伝える内容であった。(直前の1月24日には、新たな王道アイドルポップスの数々を収録した最新アルバム『ときめく恋と青春』をリリースしたばかり)この記事では、「恋」にまつわる楽曲を主軸とした1月27日の公演の模様を振り返っていく。
オープニングナンバーは、「ドキドキ ドキドキ」。暗転したステージに設置された巨大ビジョンに、メンバーの歌声に合わせて〈ドキドキ ドキドキ〉という言葉が繰り返し表示され、ついにステージが明転すると、そこには、〈Day1:恋〉のために制作された赤を基調とした衣装をまとう6人が横一列に並んでいる。
彼女たちのライブパフォーマンスに合わせて、レーザーや火柱などが飛び交い、ライブ冒頭からそうしたダイナミックな演出に驚かされる。その後も、「初恋サイクリング」をはじめとした新旧の代表曲が次々と披露されていき、「愛Song!」では、巨大ビジョンに宣伝部員の振りを指揮する手のアニメーションが映し出され、「もっともっと もうちょっと」では、6人が立つステージがアリーナ中央へ向けて移動していく。そうしたこの日ならではの演出の数々は、彼女たちが長い年月を経て辿り着いた横浜アリーナという会場の規模の大きさを改めて実感させるものであり、一方で、花道を歩きながら丁寧に観客とのコミュニケーションを重ねていくメンバーの姿は、これまでと変わらない距離の近さを感じさせてくれた。
「ギュッと!」のアウトロで、一人ひとりが今回の公演に向けた心意気と宣伝部員へ感謝の想いを語った後、一度メンバーがステージを去る。パブりん(超ときめき♡宣伝部のマスコットキャラクター)の指導によるクラップとダンスの練習を経て、それぞれのメンバーカラーを基調とした衣装をまとった6人が再登場。ここから、新作『ときめく恋と青春』の収録曲を軸とした新曲ラッシュのゾーンへ。煌びやかなディスコチューン「パピラブルー!」では、最新ナンバーであるにもかかわらず宣伝部員の振りがバッチリ決まっていた。また、彼女たちのクールな一面を全面に打ち出したハードな4つ打ちナンバー「ラミラミ」と、キュートでエネルギッシュなポップチューン「大、大、大好きっ!」の鮮やかなコントラストが見事で、今の6人が誇る表現力の幅と奥行きの大きさを再確認した。