藤井 風、YOASOBI、SHISHAMO、King Gnu……オリジナリティあふれるグッズから見えた個性

 ライブに行く際、公演自体はもちろん、グッズを楽しみにしている人も多いのではないだろうか。一般的なグッズの例として、ツアー名/アーティスト名が入ったTシャツやタオルなどが思い浮かぶが、最近はブランドとのコラボやアーティスト自身がプロデュースしたものなど、オリジナリティあふれるグッズも少なくない。本稿では直近で発売されたグッズからそうした例を紹介していく。

 藤井 風は「Fujii Kaze official goods w/s collection」と題し、アートディレクター/グラフィックデザイナーの丸井元子がデザインした新作グッズを販売している。

 グッズは楽曲「Workin' Hard」と「花」をモチーフにしたもので、スタジャンやフーディといった、冬から春にかけて活躍しそうなアイテムが多い。アーティストのグッズとは一見気づかないようなおしゃれなデザインで、普段も使いやすいように考えて制作されていことが感じられる。一方で、バックに楽曲名やジャケットのデザインがプリントされているなど、さり気なくファンをアピールできるのもポイントだろう。藤井も1月17日にInstagramを更新し、自身がグッズを着用した姿を披露している。

 丸井は以前から藤井の作品と関わりが深く、これまでにも過去のグッズや、『花(EP)』『LOVE ALL COVER ALL』のジャケットなどを手掛けている。今後も2人によってどんなクリエイティブが生まれるのか注目だ。

 YOASOBIはZeppツアー『YOASOBI ZEPP TOUR 2024 "POP OUT"』において、Zeppのアパレルブランド「ZPZP」とのコラボグッズを販売している。これは、「ZPZP」のアーティスト・クリエイターコラボレーション企画の第一弾として発表されたものだ。

 コラボグッズは2種類あり、その1つが「YOASOBI × Zepp “POP OUT”グラス」。今回のツアーでは「POP OUTグラス」を公演中のどこかで使用すると明かされており、購入すれば入場時に貸し出されるものではなく、こちらをマイグラスとして使用できる。終演後にはライブの思い出として、手元に残せるのも魅力だろう。もう1つの「YOASOBI × Zepp グラウラーボトル」は、ライブ中の水分補給用としても、普段持ち歩くマイボトルとしても活用できる。ライブ当日だけでなく、終わった後も楽しめるように考えられたアイテムがそろっている。

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