船橋 LaLa arena、横浜BUNTAI……大規模会場の建設ラッシュ ライブシーンの盛り上がりにも期待

 現在、全国的に大規模会場の建設ラッシュが起こっているのをご存知だろうか。5000〜1万人以上収容可能な会場が2024年以降立て続けにオープン予定だ。

 まず、今年の春には千葉県船橋市に「LaLa arena TOKYO-BAY」(仮称)が開業する。三井不動産とミクシィがタッグを組んで建設を進めている大型多目的アリーナで、収容人数はおよそ1万人。船橋市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム・千葉ジェッツふなばしがホームアリーナとして利用するほか、ライブ会場やスポーツイベント、企業の展示会場など、あらゆるイベントに対応可能な施設を目指しているとのこと。JR京葉線 南船橋駅から近く、「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」にも隣接しているため、利便性も高い会場になりそうだ。

 横浜文化体育館の再整備事業として2018年から整備が行われている「横浜BUNTAI」も、今年4月に開業する。地上3階建の建物で、メインアリーナは約5,000席。3月23日に開館記念式典が行われ、4月6日・7日には横浜出身のゆずがこけら落とし公演『YUZU LIVE 2024 AGAIN AGAIN in 横浜BUNTAI』を開催することも決定した。“帆が受ける潮風”の思想を組み込んだ外観で、堂々としたゴシックを基調とした「BUNTAI」のロゴも印象的だ。

 さらに、2025年の秋にはお台場エリアに「TOYOTA ARENA TOKYO」が誕生する。会場内は楕円状に約1万席のシートを配置することで、あらゆる席からステージが見やすい設計になっている。プロバスケットボールチーム・アルバルク東京のホームアリーナであるほか、モビリティ関連のイベント開催やMICE(ビジネスイベントの総称)招致なども構想しているとのこと。東京、新宿、渋谷といった主要駅から30分以内、羽田空港からも乗り換え1回というアクセスの良さも魅力。

 京急川崎駅隣接エリアでは、「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」が始動。世界にひらかれた複合エンターテインメント拠点として、1万5,000人規模のアリーナ(プロバスケットボールチーム・川崎ブレイブサンダースの新たな本拠地となる予定)を中心にした施設を構想中だ。さらに宿泊施設、飲食施設、アート空間、公園機能なども備え、非日常の空間を提供する。環境先進都市である川崎市の取り組みとも連動し、さまざまなテクノロジーを駆使しながらSDGsの世界最先端拠点も目指すとのこと。2024年に設計検討、2025年着工し、2028年に開業を予定している。

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