櫻坂46 藤吉夏鈴&山﨑天、ボーカリストとしての魅力 「THE FIRST TAKE」での歌声に反響

 1月10日に公開された動画に出演したのが山﨑。こちらも140万回再生(1月16日現在)を突破し、話題となっている。山﨑はこれまでにセンターに立ってきた「Buddies」を始め、「思ったよりも寂しくない」や「摩擦係数」など表現力が注目されることが多かった。一方で、2022年6月12日に放送された『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)の「一斉調査!櫻坂46なんでもランキング!」では「歌が上手いメンバー」として1位の松田里奈、2位の小林由依に次ぐ第3位にランクインするなど、歌唱力には定評があった。

櫻坂46 - 五月雨よ / THE FIRST TAKE

 「THE FIRST TAKE」で披露された「五月雨よ」は、山﨑が初めて表題曲センターを務めた楽曲であり、原曲でも彼女のソロパートがたっぷりと聴ける。櫻坂46には激しいダンスナンバーやライブでのパフォーマンスに重きを置いた楽曲が多いが、「五月雨よ」は聴かせるミディアムバラード。山﨑のソロパートから始まる冒頭は少し緊張のような震えも見えたが、後半にいくにつれて山﨑の伸びやかで透明感のある歌声が響き渡る。高い歌唱力がダイレクトに響いてくるこの楽曲は、より純粋な歌の上手さが求められると言っていい。今回の「五月雨よ」を聴いて改めて感じたのは山﨑の高音域がとても綺麗であること。グループで活動している以上、メンバーそれぞれの歌声を聴き分けるのは難しいことも多いが、山﨑の歌声は耳に残りやすい。ぜひどこかのタイミングでソロ曲を聴いてみたい。

 今回の「THE FIRST TAKE」出演で期待したいのは櫻坂46の多面的な魅力が広まっていくこと。これを機にグループのポテンシャルに気がついた音楽ファンも多いはずだ。メンバーの歌声を活かせるような企画をもっと見たいと思ったのは筆者だけではないだろう。

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