リアルサウンド連載「From Editors」第40回:令和ロマン、漫才スターの次はラジオスターへ
「From Editors」はリアルサウンド音楽の編集部員が、“最近心を動かされたもの”を取り上げる企画。音楽に限らず、幅広いカルチャーをピックアップしていく。
漫才だけじゃない、令和ロマンの面白さ
明けましておめでとうございます。編集部員が持ち回りで順番に投稿している「From Editors」。2024年一本目の記事は私が担当させていただきます。
一本目から昨年末の話で恐縮ですが、2023年12月24日に放送された『M-1グランプリ2023』で令和ロマンが優勝しました。個人的に彼らのことを結構前から注目していて、神保町よしもと漫才劇場の出番は何度も見たし、『M-1グランプリ2021年』で2回戦敗退(後に追加で3回戦進出)した時はそこそこ落ち込んだりするくらい好きだったので、なんだか感慨深い気持ちです。
令和ロマンさん、優勝おめでとうございます!🎉
2020年2月からこれまで200回以上配信している「令和ロマンのご様子」もみなさまぜひお楽しみください!
フィルタをタップして古い順に並び替えると、すぐに初回から聴くことができます🎧https://t.co/VOgdd8Rb2h
#令和ロマン #M1グランプリ pic.twitter.com/kuvA0WaiDq
— stand.fm | 音声配信プラットフォーム【公式】 (@standfm) December 24, 2023
説明不要なほどネタが面白い彼らですが、2人はstand.fmというアプリで聴ける『令和ロマンのご様子』というポッドキャスト番組を2020年ごろからやっていて、それもかなり面白いです。stand.fmがあまりお笑い芸人の番組を放送していない頃から放送されていたこともあり(当時は今ほどお笑いのPodcast番組がなかったこともありますが)、その名残で地上波ラジオでは聞けないくらいゆるい空気感が面白いです。
YouTubeを見ればわかるように、髙比良くるまさんは放っておくとずっと喋り続けることができるタイプ。Podcastでもそれは発揮されていて、髙比良さんが思ったことを全て口に出して、それを松井ケムリさんが上手くハンドリングするような形になることが多いです。次々に繰り出される軽口の一つひとつが面白く、「みんななんとなく思っていたが口には出してないこと」「みんながちょうど忘れかけていたこと」が次々に言語化されるのが心地よいです。ちょうど令和ロマンは1月4日に『令和ロマンのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が放送され、1月中は『オールナイトニッポンPODCAST』を担当します。当然、これからはオールナイトニッポンの枠に入ることも期待されるでしょう。同じ慶應義塾大学お笑いサークル出身の野上大貴ディレクターの直属の後輩がラジオのスターダムを駆け上がるかもしれないと思うと、いまから二人のレギュラー地上波番組が楽しみです。
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