SEVENTEEN、51万人集客の5大ドームツアー完遂のすごみ 大団円のフィナーレ迎えた福岡公演
SEVENTEENが、自身最大規模のドームツアー『SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN』を東京・埼玉・愛知・大阪・福岡の5都市12公演で開催し、計51万人以上の動員を記録した。本稿では、12月16・17日に福岡PayPayドームで行われた最終公演のレポートをお届けしたい。
ポップな印象のオープニングVTRとは相反するような荘厳な雰囲気の中、上空から吊られたWOOZIが登場し、ライブは今年620万枚以上の販売数を記録した10th Mini Album「FML」のタイトル曲「Super」からスタート。韓国伝統国楽リズムを取り入れた楽曲にふさわしい韓服スタイルの煌びやかな白の衣装に身を包み、SEVENTEENの代名詞とも言える大人数でのパワフルかつダイナミックなパフォーマンスで一気に会場のボルテージは上がっていった。続いて〈모든 걸 불태운 밤(すべてを燃やす夜)〉から始まる情熱的な「DON QUIXOTE」、2017年の2ND ALBUM「TEEN, AGE」のタイトル曲「CLAP」では手拍子の一体感で会場がひとつになった。
惜しくもS.COUPSとJEONGHANの最年長2人が怪我で不在となったが、オープニングMCではJEONGHANの代わりにWONWOOがCARAT(SEVENTEENファン)への「充電」を担当するなど、それぞれがCARATにはおなじみの挨拶を盛り込んで日本最終公演への意気込みを語った。会場を盛り上げる「今何時?」コールという大事な場面で「大阪!」と呼びかけてしまったHOSHIにメンバー全員が全力でツッコむという、SEVENTEENらしいワチャワチャした場面も見られた。FOLLOWコールのコーナーでは、最終公演ということで様々なメンバーが考えた福岡スペシャルを披露してくれた。賑やかなMCの後は一変して「Don’t Wanna Cry」「F*ck My Life」「THANKS」と、切なくエモーショナルな曲が続いた。
続いてのセクションは各ユニットごとのパフォーマンスのコーナー。まずは「Dust」「Pinwheel (Japanese ver.)」とVOCAL TEAMの優しい歌声が会場を包み込み、ラストは欠席となったJEONGHANへのメッセージを4人が送った。モノトーンのスーツ衣装に黒と白の光のコントラストが印象的な演出でPERFORMANCE TEAMによる「HIGHLIGHT(Japanese ver.)」が会場の雰囲気をガラリと変えた。続いてステージ上でネクタイを外しボタンを開け、シャツ袖を捲る衣装チェンジをしてパフォーマンスした「I Don’t Understand But I Luv U」ではより大人っぽくセクシーな雰囲気を醸し出していた。
赤の衣装で巨大なダンプカーのような乗り物に乗って登場したHIPHOP TEAMは「Back it up」ラテンなリズムの「Fire」とハードなイメージのパフォーマンスを披露。最後はWONWOOの“ほっぺハート”でお茶目に締めた。
VTRの後は花火の演出から、「福岡の皆さん! 楽しんでますか? FOLLOWフェスティバル始まります!」の声と共に、野球場でもある福岡PayPayドームでの公演にピッタリの「HOME;RUN (Japanese ver.)」で盛り上がった。