『日プ女子』で話題、LASによる名曲の数々 アイドルだけではないK-POPの魅力的なサウンド
LASのように実力があっても日本での知名度はあまり高くないという韓国のアーティストは意外と多い。最近のヒットチャートをながめていても、日本のリスナーにも聴いてもらいたいと思うアーティストがいくつかいるが、その筆頭格がAKMUだ。兄妹デュオでオーディション番組を機にプロの世界へ。兄のイ・チャンヒョクが書く曲はキャッチーで親しみやすく、妹のイ・スヒョンの歌声はフレッシュに響く。ここのところ韓国の主要ヒットチャートのベスト10以内に入っており、日本でもTikTokなどで人気の「Love Lee」は、洒落たコード進行とキュートな歌詞が特に素晴らしいので、是非チェックしてほしい。
同じく歌モノではMeloManceも押さえておきたいユニットである。こちらは男性デュオで安定感のあるスモーキーなボーカルが魅力。数多くの人気ドラマで心に染みる挿入歌を歌っており、2023年はアン・ヒョソプとキム・セジョン出演のドラマ『社内お見合い』で流れた「Love, Maybe(사랑인가 봐)」が韓国チャート上位に長く入り続けるほどのヒットとなった。情緒が感じられるミディアムテンポのバラードで、聴けば気持ちが温かくなること間違いなしだ。
そして最後に紹介したいのはKassy。曲を出せば必ずヒットするほど安定した人気をキープしている女性シンガーで、一般的にはバラード歌手としてのイメージが強いかもしれない。だが、彼女は過去に女性ラッパーたちのサバイバル番組『UNPRETTY RAP STAR 3』に参加したこともあり、実はR&B風のサウンドも守備範囲。そんな別の一面を発揮したのが、2017年リリースの「Dream」だ。最近発表したシングル「My Sea(나의 바다)」でのうるおいのある歌声も良いが、たまにはこういうソウルフルで乾いたボーカルも聴きたいものである。
以上のように、日本ではあまり知られていなくても魅力的なサウンドはまだまだいっぱいある。LASや今回紹介したアーティストをきっかけに、K-POPの深い森、未知の世界へ迷わず進んでくれることを願っている。
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