X JAPAN HEATHお別れ会にYOSHIKI、PATA、SUGIZOら参列 「僕らが前に進むことが最大の恩返し」

HEATHお別れ会にX JAPANメンバーら参列

 X JAPANのベーシスト HEATHが10月29日に亡くなったことを受け、『HEATH お別れ会-献花式 HEATH Farewell & Flower Offering Ceremony』が、11月28日にSpotify O-EASTで行われた。

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 正午より開始された一般献花には約1万人が来場。献花にはX JAPANをイメージした赤い薔薇を採用し、祭壇はそれに合う白を基調とした装飾に。HEATH本人のベース10本も飾られた。

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 一般献花の閉場後、22時半頃からは関係者献花式が執り行われ、X JAPANリーダーのYOSHIKIをはじめ、PATA、SUGIZOのほか、約100名のバンド仲間が参列した。

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 YOSHIKIはステージに登壇すると、HEATHに薔薇を手向け、静かに手を合わせる。式に集まったバンド関係者に感謝を述べながらYOSHIKIはHEATHとの出会いから、波瀾万丈なX JAPANの歩みを振り返る。

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 HEATHがバンドに加入したのは、今から30年以上前。ニューヨークのロックフェラー・センターで記者会見を行い、バンド名が「X」から「X JAPAN」になったタイミングだった。そして、今年8月にはYOSHIKIのディナーショー『EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN』にてHEATHとのセッションが実現。残念ながらそれが、YOSHIKIが彼と会う最後の日となってしまった。

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 10月末、YOSHIKIは偶然にもニューヨークにいた。コンサートを終えて、ロックフェラー・センターの前を通った翌日、HEATHが旅立ったことを聞いたという。

「正直、X JAPANのことを言わせてもらえば、自分を責めても責めきれないくらい、なんであのタイミングで自分は動かなかったんだろう。なんでHEATHはいつまでもいると思ってしまったのだろう。どれだけHEATHがこのバンドに貢献してくれていたことに気づけなかったのか」

 YOSHIKIは後悔の念に駆られながらも、「僕らが前に進むことが最大の恩返しなのかなと思う」と、遺族から預かった「いつかメモリアルコンサートをやっていただきたい」「それはYOSHIKIさんにすべてお願いしたい」という言葉を明かす。「今日はね、僕らがHEATHのために前に進まなきゃいけないっていう、今後、僕らが行うイベントへの決意表明でもあるのかなと思っています」とメモリアルコンサート開催に向けての一歩であることを表明した。

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 HEATH自身が選んだという遺影に振り向き、「最期までロックミュージシャンとして生き通した、なんて、カッコいいやつだったんだと思います」と彼を偲ぶYOSHIKIは、最後にX JAPAN「ENDLESS RAIN」のピアノ演奏を天国にいるHEATHに捧げた。

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 続けて、PATA、SUGIZOがHEATHの遺影を前に最期の別れを伝える。式の終わりにはステージ上にて参列者での記念撮影が行われた。HEATHが生前に言っていた「みんなで明るく送ってほしい」という言葉から、PATAが「HEATHは湿っぽいのが嫌なんで、笑顔でお願いしますよ」と提案。さらに「笑顔で見送ってやってください。心の中で自分の思いを伝えてやってください」とバンド仲間に伝え、SUGIZOは「どんどん仲間たちがあちらに行ってしまいます。 残された僕らは最後までロックし続けましょう。僕も死ぬまで全霊で行きます」と気持ちを新たにしていた。

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