YOASOBI、藤井 風ら日本アーティストのアジア進出が加熱 ライブツアー行う地域や会場キャパは?
JO1
8月に詳細が発表され、11月から始まったJO1初のアジアツアー『2023 JO1 1ST ASIA TOUR ‘BEYOND THE DARK’ LIMITED EDITION』は、ジャカルタ(Ciputra Artpreneur-Theater)、バンコク(Union Hall, 6/F Union Mall Ladprao)、台北(Zepp New Taipei)、上海(上海国家会展中心 虹馆EH)を回る全4都市4公演。特にバンコク公演は最大で1万人以上を収容できる大会場のUnion Hallだが、実際にどれだけの観客が入ったかは不明。いずれにせよ、やはりタイにおける日本の音楽人気は高いようだ。ちなみにジャカルタは約1,000人、台北は約2,000人、最終日の上海公演の収容人数は約3,000席。日本のダンスボーカルグループのアジア人気が高まりつつあることが分かる。
yama
9月に発表され、11月から12月にかけて開催されるyamaの初海外ツアーは、クアラルンプール(Zepp Kuala Lumpur)、シンガポール(Capitol Theatre)、マニラ(The Podium)、バンコク(The Portal Ballroom)、台北(Zepp New Taipei)といった東南アジアの都市で全5公演を行う。日本ではお馴染みとなっているライブハウス・Zeppは、このところ国外にも展開されている。yamaはそのうち、Zepp Kuala Lumpurでツアー初日を行い、Zepp New Taipeiにて千秋楽を行う。約2,000人規模の会場に、yamaの美しい歌声が響き渡るだろう。
fhána
今年メジャーデビュー10周年を迎えたfhánaは、来年1月に韓国(WEST BRIDGE LIVE HALL)と台湾(NUZONE 展演空間)、東京の3都市を回る初のアジアツアー『Beautiful Dreamer ASIA Tour 2024』を開催する。2017年にリリースした「青空のラプソディ」は国外でもヒットし、海外のアニソンイベントでも特に人気の楽曲となっている。いずれも数百名規模の会場だが、長いコロナ禍で海を渡れなかった期間が終わり、生で聴くことを待ち望んでいる現地のファンは多いだろう。
そのほか、Michael Kanekoは10月から始まったツアー『JAPAN & ASIA TOUR 2023』で東京、大阪、札幌に加え、中国、タイなど日本からアジア各国を巡る予定だ。たなか、Ichika Nito、ササノマリイからなるバンド・Diosは中国4都市(深圳・広州・北京・上海)を巡る初のアジアツアー『Dios CHINA Tour 2023』を開催し、3人組バンドのShe Her Her Hersは12月から中国8都市を含めた初のアジアツアー『"Diffusion of Responsibility" Asia Tour 2023-2024』を開催する。すでに開催済みのものでは、6月にAwichとJP THE WAVYが香港、上海、台北の3都市を回る初のアジアツアー『Asia Rising Tour』もあった。
インターネットやSNSの普及によって、以前よりも海外のリスナーを獲得しやすくなった今、こうしたボーダーレスな活動は今後も重要になってくるだろう。
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