Snow Man 阿部亮平が築いた独自のポジション 30歳の誕生日を機に振り返る
11月27日、Snow Man・阿部亮平が30歳を迎える。阿部と言えばグループの中でも頭脳派としてクイズ番組や情報番組、選挙特番などで活躍を見せているメンバーだ。11月23日も『Live News イット!』(フジテレビ系)に出演し、「次世代エネルギーのSDGs」をテーマに都内のリサイクル工場を取材していた。そこで本稿では独自のポジションを築き、唯一無二の活躍を見せている阿部の活躍を振り返ってみたい。
Snow Manとしてのレギュラー番組以外を振り返ると、阿部の出演番組はやはり時事問題や社会問題などに関するものが多い。例えば、3月15日放送の『思考ガチャ!』(NHK Eテレ)。同放送回は、動画を早回ししたくなる理由について考える内容であった。資源循環工学、宇宙物理学、映像学の研究者たちがそれぞれの専門分野から理由を分析していたのだが、阿部は説明の内容をより噛み砕いてコメントしたり、「(早回しをするのは)機械に人間がどんどん振り回されているのでは?」などテーマに沿った自分の考えを述べたり、鋭い質問を研究者に投げかけたり。阿部ならではの視点をしっかり持ってトークに参加していた。さらに、MCとして番組の進行もしっかり全うしていた。グループ内でもMCを担当することが増えてきているという経験を踏まえ、ここでも自分の強みを提示していた。
そして、『僕たちは戦争を知らない〜1945年を生きた子どもたち~』の第2弾として今年放送された、『僕たちは戦争を知らない〜戦禍を生きた女性たち〜』(ともにテレビ朝日系)にも出演。Sexy Zone・菊池風磨、WEST.・中間淳太、SixTONES・松村北斗、そして阿部がそれぞれ戦争体験者から話を聞いていくのだが、阿部は富山大空襲に遭った女性を訪問していた。戦争体験者の話の内容に加え、阿部の表情からも戦争の残酷さが伝わってきたのが印象的だ。さらに、ナレーションも聞き取りやすい。優しく寄り添い、相手の話を的確にキャッチすることができる阿部だからこそ、番組を視聴した若い世代にもより一層伝わりやすくなっていたのではないだろうか。