しかもそれだけに留まらず、会話にきちんとオチや笑いどころがあるのだ。SOTAがRYOKIのすごいところを「ブレがない」「『俺は俺だから』っていうのが、状況的に一般的じゃなかったとしても正しく見える」「だから背中が大きく見える」と語っている時、それまで真面目なトーンで話していたにも関わらず、急に「筋トレもしてるし」とポツリ。RYOKIも「そのひと言で半分くらい説得力が消える」とツッコみつつも、嬉しそうな笑顔を見せていた。まさに、“誰も嫌な気持ちにならない笑い”である。

　そして、2人の息の合い具合も抜群だ。2人で宅飲みをした時に寿司の出前を頼んだ話をしていたくだりでは、RYOKIが話している途中にビールを口に運ぶ。それを見たSOTAは「えぇ！？　飲むタイミングバグってる」とツッコんでいた。さらに、焼きおにぎりを食べるシーンでは「サイトを見て、絶対に裏切らない料理とお店を見つけるのがめっちゃ上手いんですよ。歌よりもダンスよりもラップよりも生き様よりも」と語ったRYOKI。またしてもSOTAから「そこは勝ってほしくない」と的確なツッコミが入って笑いが生まれていた。

　RYOKIとSOTAの素の部分もクレバーな部分も堪能できるであろう、同動画。2人の言語化能力と息の合い方は脱帽のひと言だ。そして、そんな能力を持っているからこそ、あのクオリティの高いパフォーマンスが生まれているのかもしれないとも思える内容であった。