SEVENTEEN、『SEVENTEENTH HEAVEN』が圧倒的大差で首位 グループ人気支える高クオリティの作品
CD Chart Focus
参照:https://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/2023-11-06/
11月6日付(10月31日発表)のオリコン週間アルバムランキングによると、SEVENTEENの『SEVENTEENTH HEAVEN』が推定458,157枚を売り上げ1位を記録。その後、Stray Kidsの『Social Path (feat. LiSA) /Super Bowl -Japanese ver.-』が67,791枚で2位、CNBLUEの『PLEASURES』が12,004枚で3位と続き、SEVENTEENが圧倒的な大差をつけて首位に立った週であった。
1位に輝いた『SEVENTEENTH HEAVEN』は、今年4月にリリースした『FML』以来、約半年ぶりとなる通算11枚目のミニアルバム。インストを含む計8曲が収録されている。
では1曲ずつ見ていこう。
1曲目はMarshmelloがプロデュースで参加した「SOS」。途中でジャージークラブ系のリズムも登場する強烈なビートの上で、メンバーたちの叫ぶようなボーカルが印象的。Marshmelloは現代EDMを代表する存在だが、この曲はギターの音を大胆に取り入れており、まるでラウドロックのようなディストーション成分強めなサビへと展開する。これは2019年のMarshmello「Rescue Me (feat. A Day To Remember)」を彷彿とさせるテイストの音作りだ。その荒々しく激しいサウンドの上で叫ぶ〈SOS〉のフレーズに胸が掴まれる。
2曲目の「God of Music」は軽快なビート、跳ねるベース、小気味いいカッティングギターなど、思わず体を動かしたくなるようなリズムの絡み合いが気持ちいい。さらにレトロフューチャーな音色のキーボードや豪華なブラスセクション、華やかなコーラスなど、全体的にサウンドは色鮮やかで祝祭感がある。日本のシティポップ好きなどにも刺さりそうな音作りだ。
最初のこの2曲だけでもこのアルバムの射程範囲の広さがうかがえるが、トラックが進むにつれて音楽の幅はさらに広がっていく。