Stray Kids、次々と見つかるメンバーの魅力 YouTubeコンテンツ「RACHA LOG」で楽しめる音楽作品とのギャップ

 中毒性のあるサウンドに、徹底して磨き上げられたパフォーマンス。そして、聴き手の想像を超えてくる個性的な歌声で、独自の存在感を放っているStray Kids。

 最新EP『Social Path (feat. LiSA) / Super Bowl -Japanese ver.-』が9月12日発表のオリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得し、初の日本4大ドームツアー『Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023』を開催するなど勢いは増すばかりだ。今後も日本での人気がさらに高まっていくことが予想される今、改めて注目したいコンテンツがある。それが彼らの公式YouTubeチャンネルにて不定期でアップされている「RACHA LOG」だ。

 「RACHA LOG」とはStray Kidsのメンバーが2〜3人組に分かれて休日を過ごしているような姿を収めたVlogコンテンツ。「RACHA」は、Stray Kidsにとってユニット名につけるお決まりのフレーズで、もともと練習生時代から楽曲制作を手掛けてきたリーダーのBang Chan(バンチャン)、Changbin(チャンビン)、HAN(ハン)の3人のユニット名が「3RACHA(スリラチャ)」だったことから由来する。「3RACHA」は、現在もStray Kidsのほぼ全曲を手掛けている、いわば支柱ともいうべきユニット。そこからStray Kidsの中で生まれた様々なユニットに「◯◯RACHA」とつけるようになったようだ。

 ちなみに「3RACHA」は、スペイン語の「RACHA」が「突風」や「ブーム」という意味を持つことから「3人で突風を起こしていく」という気持ちが込められているそう。さらに、刺激的な美味しさで多くの人を魅了するホットソース「スリラチャ」をかけた名前なのだとか。そんな遊び心を感じさせるネーミングセンスもStray Kidsの魅力。「ダンスラチャ」や「ボーカルラチャ」、ときには米や小麦を愛するメンバーであることから「炭水(化物)ラチャ」なんてユニークなユニット名もあるのがStray Kidsらしい。

 そんなさまざまな組み合わせの「RACHA」が楽しめる「RACHA LOG」。ライブのビハインドやバラエティ企画とはまた違う、限りなくオフに近い表情や言動が見られるとあって、彼らのキャラクターをより深く知りたいという方にはぜひチェックしてもらいたいコンテンツだ。ここでは今までアップされた「RACHA LOG」から、メンバーのギャップについて少しずつ紹介していきたい。

[RACHA LOG] Ep.02 방황한 : Bang Chan X Hyunjin X HAN

 まずは、最年長のBang Chan。先述したように、「3RACHA」としてStray Kidsの楽曲制作・プロデュースを手掛ける頼れるリーダーだ。ワチャワチャとする年下メンバーたちを、まるで父親のようにふにゃふにゃの笑顔で見つめる姿は癒やしそのもの。だが「RACHA LOG」Ep.02でHyunjin(ヒョンジン)とHANと共に向かった焼肉店でお目当ての生カルビが品切れであることが判明すると、口を尖らせて拗ねてしまう可愛らしい一面も。そんなリーダーをHANがレンズのないメガネを「汚れてる」と拭いて笑わせようとするところも、メンバーの仲の良さを感じさせる瞬間だ。

[RACHA LOG] Ep.03 꿀냥냥 : Lee Know X Changbin X Felix

 続いて「四次元」のあだ名を持つほど美しいルックスを誇るLee Know(リノ)。しかし、Ep.03では日本語で「リゾット(ちょっと)待って」とダジャレを言うなど人間味あふれる姿を見せる。また、Ep.05のバーベキューでは突然、どこかにぶつけたのか静かにこらえるシーンも。これにはLee Knowがソウルメイトの仲であると語り合う関係のHANが「Lee Knowさんは痛がる時すごく静かなんだ」と解説がついていた。ジッと痛みからくる悔しさと怒りに耐えたあと、何事もなかったように振る舞う切り替え力には感服だ。

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