宮嶋みぎわ率いる歌モノユニット KYMN、初EP『Tokyo, NY, Jazz and Pop』配信リリース 特設サイトもオープン

 宮嶋みぎわが率いる歌モノユニット KYMN(カイム)が、初のEP『Tokyo, NY, Jazz and Pop』を11月3日に配信リリースする。

 宮嶋みぎわは、NY在住のジャズピアニストで、過去にプロデューサーとしてグラミー賞に5度ノミネートされた経歴を持つアーティスト。KYMNは、宮嶋が日本で活躍するジャズミュージシャンの中からの選り抜きを招集、ジャズをベースにクラシック、ソウル、JPOPの要素を融合させたポップスをコンセプトに、今年2023年に結成された。今回のEPリリースを期に本格的な活動がスタートし、今後、日本でのライブを予定している。

 美しいメロディーの「Do I? (The Apple Tree)」を始め、ポップナンバー「君が求めるそれを僕は」など、アカデミックなエッセンスを匂わせつつも、幅広いオーディエンスにしっかり刺さる訴求力を持ったサウンドの楽曲が収録される。なお、今回のリリースにあわせてアルバム特設サイトがオープン。メンバーによる曲解説や関係者によるおすすめコメントなどを順次掲載予定だ。

EP『Tokyo, NY, Jazz and Pop』宮嶋みぎわによるセルフライナーノーツ

1.Do I? (The Apple Tree)

私はこの曲を、すべての優しいおとなに捧げます。優しいおとなは、おとなになってもよく悩むものです。「この町に私はふさわしいかな。私が流した涙で、これまでの間違いを全部洗い流せるかな。」という歌いだしのこの曲は、そんな優しいおとなが故郷に帰って、大好きだったりんごの樹がなくなっていることに気づいて、昔のいろいろなことを思い出す曲です。茨城県の美しい田舎から東京に出て、夢を追いかけて後にニューヨークに引っ越した私ですが、その途中何度も「きちんと良いおとなに成れたのかな…」と不安になるんです。でも本当はこの曲に出てくる「彼女」のようにきっと誰かが見ていてくれて、そのままでいいんだよ、と言ってくれているはずなんですよね。

2.Take My Thread

Threadとは毛糸玉や糸巻きのことです。主人公は「この僕の糸巻きを受け取ってよ、君のは僕にちょうだい、それで一緒に本当の愛を編み上げようよ。」と歌います。好きな色をどんどん編み込んでさ…と提案して、空の青や木々の緑など、相手の好きな色を次々に言って「その色を入れて編み上げていこうよ」と歌い上げるのがこの曲です。ある時、ほんとうの愛ってひとりでは作り上げられないものだよなあ、誰かと、よし、一緒にやるぞ!と決意して、時々失敗したりしながらも、一生懸命編み上げていって、多分人生の最後のほうにどんな模様になったかが見えるんだろうなあ…と思うことがあり、それを歌にしてみたかったんです。

3.君が求めるそれを僕は

自分のことを本当に好きな人ってこの世にいるんでしょうか?ほとんどの人が自分で自分を好きになれなくて愛せなくて、誰かが自分に愛情を与えてくれるのを待っているように思うのですが、どうなんでしょうね。この曲に出てくるカップルも多分そんな感じで、すごく愛されたくて、同時に愛したいとも思っているのに、デコボコがうまく噛み合わなくて、愛が伝わらない...。今気持ちに素直にならないと離れ離れになっちゃうカップルに、素直になってね、と伝えたくてこの曲を書きました。最後にみんなでハンドクラップをレコーディングしたのが楽しかったなあ…。

4.Come Over

私たちって、いつも周囲からの評価とか期待に囲まれて生きていますよね。性別とか年齢とか出身地とか、様々なイメージが私達にまとわりついて本当の私でいることを許してくれない - これってすごく私達を苦しめるよなあ、といつも思っていて、だからこの曲は「That is not me - それは私じゃない」という否定の言葉から始め「本当の私を知りたかったら、あなたの心のなかにあなたが自分で引いたその線を超えてこちらに来て」とサビでは歌っています。「1000年前から続く期待」という言葉を使ったためか、この曲を弾いていると、タイムスリップのような、SF映画のような情景が浮かびます。

『Tokyo, NY, Jazz and Pop』

■リリース情報
KYMN
『Tokyo, NY, Jazz and Pop』
2023年11月3日(金)配信リリース
特設サイト:https://kymn.bitfan.id/
[収録内容]
1.Do I? (The Apple Tree)
2.Take My Thread
3.君が求めるそれを僕は
4.Come Over

Production
Executive Producer: KYMN
Producer: 宮嶋みぎわ
Strategy Consultant: 芳賀みゆき (Sixthsense.jp), 行達也 (StyleBook)  
Recording Engineer: 箸本智 on 1, 4, Jay Messina on 2, 3  
Mixing Engineer: Jay Messina  
Assistant Recording and Mixing Engineer: Steven Sacco on 2, 3
Recorded at 副田音楽工房 in Tokyo, Japan (1, 4), on November 7, 2022, and at Sear Sound in Manhattan, New York, USA on May 12, 2023 (2, 3)
Production Assistant and Interpreter: Midori Kaneko Larsen
Music Preparation: Joseph Herbst
Language Advisors: Patrick Brophy, Bethany McLemore Stewart, Joseph Herbst
Production Assistant: 外谷和葉
Designer/Art Director: 星野哲也
Photographer: 櫻井隼登

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