MAZZEL、デビューから“電光石火”のような快進撃 MUZEとの交流を楽しんだ初Zepp&ファンミーティングツアー初日公演

 「新しい迷路を歩む第一歩を大切にしたい」というSEITOの言葉そのままに披露した、オーディション番組『MISSION×2』のテーマソングでもあるプレデビュー曲「MISSION」の中盤には、ボーカルオフでインストゥルメンタルだけが流れ、8人からMUZEに以下のようなメッセージが贈られる場面も。

 「本当は一人ひとりに伝えたいけどそれはできないので、ここから言わせてください。本当にMUZE、愛してます」(SEITO)、「今日来られなかったMUZEのお友達とか連れて、絶対にまた会いにきてほしいなと思います」(EIKI)と、MUZEへの愛を全面に出すメンバー。

 「感謝、感謝の連続で毎日過ごしています。今日も最高だったけどもっともっと最高の景色を見せたいです。僕らならできると確信しています」(KAIRYU)、「ちょうど1年前は“FANTASY”審査の1日前でした。1年後、皆さんと一緒にZeppでできるなんて思っていなかったです。また1年後、どんな姿になっていても応援していただきたいです」(HAYATO)と、すでに未来を見つめているメンバー。

 「この夢をずっと目指してきてよかったなって思いました。ずっと1人で悩んでいる時も、こんな景色が見られるなんてその当時は思っていなかったです。このステージを見て皆さんに少しでも幸せになってもらえたら嬉しいです」(NAOYA)、「今こうしてステージに立っていることが幸せでたまらないです。2年前はこんな日が来るなんて予想もしていませんでした。8人で初日を迎えられて本当によかったです。今後も大きい会場で待っているので、また来てください」(RAN)と、練習生時代を振り返って心の内を告白し、MUZEへの想いを伝えたメンバー。

 「デビューしてまだ3カ月経っていませんが、様々な形でみなさんを楽しませることができていたら嬉しいです。満足せず上を目指していくので、これからもついてきてください」(TAKUTO)、「デビューショーケースより進化していましたか?(観客から大きな拍手)『Carnival』もやばい曲になっているので、ぜひ期待して待っていてください! 最強のチームになっていくので、ご期待のほどよろしくお願いいたします」(RYUKI)と、今後の展望を力強く語るメンバー。

 各々が素直な気持ちを口にする中、再びマイクを握ったRANが最後にこう宣言した。

「僕達はもう少しでデビュー3カ月を迎えます。今後も壁を乗り越えて走り続けていくと思いますが、苦しさと同時に感じるたくさんの幸せを、MUZEの皆さんと共有して届けることをここに約束します。もしかすると辛い“迷路”かもしれません。だけど僕たちは、必ず世界を獲ります」

 その決意を背中で語るように照明に照らされた8人の後ろ姿に、観客からは鳴り止まない拍手が降り注いだ。

 重厚な空気から一転、鮮やかなフィナーレを飾ったのはデビュー曲「Vivid」だ。「まだまだ終わらないぜー!」というRANの声を筆頭に、あっという間に近づいてくるタイムリミットへの寂しさも吹き飛ぶほど、最後の最後まで8人の歌声を堪能させてくれた。

 去り際には、大きく手を振りながら「幸せになろうぜ!」と言い残してステージを後にしたメンバー。デビューからたった3カ月弱で数々の実績を残し、着実に力を伸ばしているMAZZELの活躍ぶりは、まるで電光石火のようだ。そしてその姿を見れば、彼らが今後、必ずやボーイズグループ市場に旋風を巻き起こす存在となっていくことは自明だろう。この夏はさまざまなフェスにも出演し、外へと活躍の場を順調に広げる8人。彼らの存在は今以上に多くの人々に知られるべきだと、この日筆者は強く感じた。 “MAZZEL”と名付けられたその星座が今後どのようにして輝きを増していくのか、これからの展開が非常に楽しみだ。

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