また、ライブ中盤ではエビライならではのグループシャッフルコーナーも。REI役を芳賀柊斗（Lienel）、NAOYA役を志村玲於（SUPER★DRAGON）、EIKU役を田中雅功（さくらしめじ）、TETTA役をMORRIE（BUDDiiS）、HAYATO役をFUMINORI（BUDDiiS）、KENSHINは本人参加でONE N' ONLYの「YOUNG BLOOD」を披露。赤いレーザーの中で、スロウな雰囲気から後半にかけてアップテンポに変化していく難易度高めの楽曲を本家の良さと自分たちの強みを交えながら披露し、会場を煽った。

　超特急の「Kiss Me Baby」は、ユーキ役を長野凌大（原因は自分にある。）、シューヤ役をEIKU（ONE N' ONLY）、アロハ役を杢代和人（原因は自分にある。）、タカシ役を池田彪馬（SUPER★DRAGON）、マサヒロ役を柴崎楽（SUPER★DRAGON）、ハル役を志賀李玖（ICEx）、タクヤとリョウガは本人で披露。サビ前の「Kiss Me Baby」と囁くカメラに抜かれるポイントでは、各々の解釈でとっておきの表情を見せファンの心を鷲掴みにしていた。

　短いMCを挟むと、今年春に山手線をジャックし、EBiDANの名を一気に広めた一世風靡セピアのカバー「前略、道の上より」を出演者全員で披露。炎と共に見せる「ソイヤ！」の掛け声や、グループの個性をアピールしながらもサビではビシッと揃える圧巻っぷりは大所帯ならでは。広いはずの代々木第一体育館がコンパクトに見えるほどの大きな波動を感じさせた。

　さらに、この後は「EBiDANドリームマッチ」と称して、テーマごとに決められた27組のユニットから、ファン投票で1位と2位を獲得したユニットと、あみだくじで決まったユニットの計3組がパフォーマンスを披露。力イ（超特急）、塩﨑太智（M!LK）、池田彪馬（SUPER★DRAGON）、HAYATO（ONE N' ONLY）、吉澤要人（原因は自分にある。）SHOOT（BUDDiiS）による「韓流好きユニット」は、K-POPライクなサウンドと、緩急のある曲の構成、シンクロダンスが特徴の「Invader」でEBiDANの新たな境地を見せた。タカシ、マサヒロ、ハル（超特急）、吉田仁人、塩﨑太智、曽野舜太（M!LK）による「西日本ユニット」は、それぞれの方言で愛を歌う「青春～珍道中～」をかわいさ全開でパフォーマンス。ラストは1位を獲得した【草川兄弟】タクヤ（超特急）＆NAOYA（ONE N' ONLY）、【高尾兄弟】HAYATO（ONE N' ONLY）＆FUMIYA（BUDDiiS）、【森兄弟】MORRIE＆SHOOT（BUDDiiS）による「兄弟ユニット」が「Run up!!!!!!」を爽やかに、仲睦まじく見せた。

　その後さくらしめじ、BUDDiiS、原因は自分にある。、ONE N' ONLY、SUPER★DRAGON、M!LKが名刺代わりとなる一曲を各グループとダンスコラボしながら披露。超特急の「Burn!」は9組でパフォーマンスとなった。ファンと共に全力でバツマークを作り、全力で飛び跳ねてフィナーレへと向かっていった。本編ラストは2023年リリースのEBiDAN全体楽曲「New day! New wave!」を披露。天井に映し出された星のようなライティングと、銀色の紙吹雪が会場を幻想的な雰囲気の中、タカシ（超特急）の突き抜けるような歌声はEBiDANの飛躍を感じさせたひとときだった。アンコールではサインボールを持ったメンバーが「恋のDingDong」と「Believe yourself」を元気にパフォーマンス。トロッコや客席に降りて、ファンと近距離で交流した。

　それぞれのグループの魅力をアピールしながらも、EBiDANとしての一体感を感じさせた本公演。アンコール前の映像で「次回また会いましょう！」と呼びかけた言葉を信じて、またすぐに、さらにパワーアップしたEBiDANに会えることを期待したい。

EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023