秋元康総合プロデューサーの新アイドルグループ創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』 Final Stage進出者114名をお披露目

秋元康による新アイドルプロジェクト始動

 8月5日、秋元康が総合プロデューサーを務める新たなアイドルグループ創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』のオーディション Final Stage進出者が、品川ザ・グランドホールにてお披露目された。約1万人の応募者のなかから、総勢114名が最終審査に進むという今回のオーディション。抽選で選ばれた200名の観覧者が見守るなかで行われたお披露目会では、メンバー紹介のほか、今後の審査スケジュールやデビュー曲の制作に携わる豪華クリエイターも発表された。

『IDOL3.0 PROJECT』Final Stage進出者 お披露目会©OVERSE
『IDOL3.0 PROJECT』Final Stage進出者 114名 ©OVERSE

 4月からオーディションを開始した『IDOL3.0 PROJECT』。今回発表された114名は、書類審査やオンライン面接、歌唱・ダンス審査などを行った4回の審査を経て、最終審査進出が決定したという。

 オーディション主催者である株式会社オーバースによれば、『IDOL3.0 PROJECT』で誕生するアイドルグループは、リアルの活動を中心としながらも、メタバースなどを活用したバーチャル空間でのライブやファンイベントといった活動も構想中。現実と仮想、国内と海外といったさまざまな境界を超えた領域で活動を行うことで、世界中のファンに活動を届け、相互コミュニケーションが可能な状態を目指すという。同プロジェクトは活動・事業資金を独自の仮想通貨で調達するなど、従来のアイドル像や運営手法にとらわれない形で活動を展開している点も特徴。今後は複数回にわたる選考を経て、仮想通貨を購入した一般の利用者による最終投票も行ったうえでデビューメンバーを決定していく。2023年内にはメジャーデビューを果たす予定だ。

 グループのコンセプトや活動計画について発表があった後、Final Stage進出者114名のうち、6名の欠席者を除く108名のメンバーがランウェイに登場。司会者より、メンバーが自ら考えたというニックネームを披露されると、「努力することを忘れずに頑張ります」(ココア)、「コトリのとりこになっちゃってください」(コトリ)、「私のこと見つけてほしいコン」(コン)、「人生かけてきました、よろしくお願いします!」(ニコ)など個性豊かな一言挨拶を行いながら、メンバーが会場前方に設けられたひな壇に上がった。

 そして、114名を代表して最年長25歳のアヤチャンと最年少12歳のバニラが現在の心境を短くトーク。アヤチャンは「今日はここに立つことができて本当にすごく嬉しいです。精一杯、全力で頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」と笑顔でコメントし、バニラは「すごく緊張していますが、自分なりに精一杯頑張りたいと思います。お願いします」と、緊張の混じった声で観覧者に向けて挨拶した。

 その後、デビュー曲として発表されている「眼差しSniper」の一部を試聴。クールな歌詞とサウンドが特徴のEDMが流れると、今回のプロジェクトでデビューするグループへの期待感がぐっと高まっていった。

 ここで、サプライズとして、同楽曲の制作に携わる豪華クリエイター陣を発表。ダンスの振付は、櫻坂46や日向坂46、SEKAI NO OWARI、藤井 風などを手がけるTAKAHIROが参加することが告げられた。MVの撮影は、TV CMやアニメショートコンテンツ、MVなどを数多く手掛けてきた池田一真が監督を務めることが決定。オーディションの模様は、今後ドキュメンタリー映像としてまとめられ、同作品の監督はMVディレクターとして活躍する高橋栄樹が担当するという。

『IDOL3.0 PROJECT』Final Stage進出者 お披露目会©OVERSE

 今後の審査スケジュールとしては、お披露目会を終えた後、すぐに合宿審査がスタート。8月5日~10日の期間にFinal Stage 1st合宿審査を行い、8月26日または27日に同審査の結果発表イベントが開催される。その後のスケジュールに関しては、プロジェクトから近日中に発表される予定だ。オーディション主催者によれば、Final Stage進出者は歌やダンスなどの一芸に秀でているメンバーも多く、秋元康による審査と一般投票の結果を踏まえたうえで、最終的に9~11名規模のガールズグループ結成を目指すという。

 緊張と期待の入り混じった表情でお披露目会の会場を後にし、早速、合宿審査へと出発した114名のメンバーたち。『IDOL3.0 PROJECT』でデビューするグループは、英語の習得や学業サポート、健康管理、退職金の支給、セカンドキャリアのサポートなども用意されているといい、日本のアイドルシーンのあり方に新たな風を吹き込むだろう。今後のオーディションの動向に注目必至と言えそうだ。

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