稲垣吾郎のなかにある“かわいい”顔 憧れの先輩・男闘呼組との再会、園芸、舞台『サンソン』……充実の上半期を振り返る
また『JUNON』のインタビューでは、今年春に上演された舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』の舞台裏についても語られていた。この舞台は、稲垣が自ら発案したものであること。そしてコロナ禍の影響を受けて2021年にやむなく中断された舞台だっただけに、無事に完走できたこと自体に、まず胸を打つものがあった。
そんな『サンソン』の最終公演の地は、長野県・まつもと市民芸術館。そこから新幹線で東京へと帰る前に「軽く打ち上げみたいなこともできました」と明かしている。さらに、その最終日は、ちょうど演出の白井晃と俳優の有川マコトの誕生日ということもあり、みんなでサプライズ動画を撮ってお祝いしたとも。そんな輪のなかに稲垣が混ざっているのも、愛くるしいではないか。
これまでの稲垣はどちらかと言えば、そうしたワイワイする様子をちょっと離れたところから眺めているイメージが強かった。そのぶん、少々意外にも感じた人も少なくないのではないだろうか。そんな“はしゃぐ稲垣吾郎”は、これからもっと見られることになるかもしれない。
6月12日放送のラジオ『THE TRAD』(TOKYO FM)に、男闘呼組の成田昭次、高橋和也、岡本健一の3人がサプライズで登場した際には、「なんと! うそー! え、うそー!」と大騒ぎしていたことも記憶に新しい。
「ちょっと待って、喋れないよ!」と声を弾ませる稲垣は実に新鮮で、「何歳になったの?」と問われて「49歳です」とまるで少年のように嬉しそうに答える様子は、ラジオを聴いているこちらまで笑顔になってしまうほどだった。
この日のことを、稲垣は『JUNON』のインタビューでも「まぁ、ファンだよね(笑)」と振り返っており、「当時はファンだということを全面的にアピールすることはあまりできなかったかもしれない」「比較的近い後輩として“ファンです”と伝えることに、僕のなかで照れもあったのかもしれない。本当に憧れているだけにね」と続ける。
「自分はこうであるべき」という自己像や、「人にこんな姿は見せられない」なんていう照れも、年を重ねて周囲の状況が変わっていくなかで、徐々に変化していくもの。それが稲垣の場合、これまで築き上げてきた“稲垣吾郎”というキャラクターのイメージが確立されているぶん、意外だと思われる顔が見えるたびに新鮮かつ魅力的に映るのかもしれない。稲垣の“かわいい”面をたくさん楽しむことができた上半期に続き、2023年の下半期にも稲垣の新しい一面が開花していくことを期待している。
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「なんと! うそー! え、うそー! わー、お久しぶりです!」 6月12日放送のラジオ『THE TRAD』(TOKYO FM)…
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