Snow Man、目黒蓮主演ドラマ『トリリオンゲーム』主題歌のポイントは? 新たな勝負作に相応しい最適解が詰まった1曲に

 Snow Man 目黒蓮が主演を務める金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)が7月14日よりスタートする。

 同ドラマは原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一による同名漫画を原作とする作品。世界一のわがまま男ハル(目黒蓮)と真面目で小心者なガク(佐野勇斗)がゼロから起業し、この世のすべてを手にできるほどの金額“1兆ドル(トリリオンダラー)”の獲得を目指す姿を描いた破天荒なサクセスストーリーである。今回、このドラマ主題歌を担当するのがSnow Manの新曲「Dangerholic」だ。すでに音楽番組などでパフォーマンスが披露されており、ここまでにSnow Manが築いてきたものが一曲に凝縮されたような、グループとしてもこの曲に全力でベットしてきた印象を受けた。テレビサイズの楽曲&パフォーマンスから受け取ったポイントについてふれていきたい。

 その前に一つ。新たなテレビ視聴のスタイルとして定着した「見逃し配信」において変革が起こっていることはご存知だろうか。これまで権利等の問題で難しいとされていた音楽番組も放送後の配信対象となることが増えてきているのだ。音楽番組では『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)が先陣を切って見逃し配信に取り組み始めたが、当初ジャニーズアーティストは配信の対象外だった。しかし現在はジャニーズアーティストのパフォーマンスを放送後も楽しめる環境が整いつつある。その流れと合わせるようにSnow ManのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、番組パフォーマンスが期間限定でアップされることがあるのだ。「Dangerholic」は、7月1日放送『THE MUSIC DAY 2023』(日本テレビ系)のパフォーマンス映像が9月8日正午まで公開されている(7月12日時点)。

 その『THE MUSIC DAY 2023』のパフォーマンスから感じたのは、「ブラザービート」のヒットを経たことで一人ひとりのキャラクターが立った衣装やパフォーマンスがSnow Manらしさとして定着してきたということ。また、“ヤンチャ”や“ワル”のイメージは「JUICY」からの流れの中にあるようにも思う。さまざまなタイアップ曲やアルバム曲に挑戦する度に引き出しを増やしてきたSnow Manが、“今『トリリオンゲーム』の主題歌を担当するなら”の最適解がしっかりと導き出されている。

 楽曲イメージとしては、リズミカルな低音ギターのフレーズから目黒の威勢のいい掛け声をきっかけに、弾けるようなホーン隊の音色が広がるパーティーロックチューン。目黒で始まり目黒で終わる華麗な9人のマイクリレーを楽しむことができる。冒頭を飾る挑発的な視線を送るメンバーの集合シーンから心を掴まれるが、目黒の迫力ある歌い出しはとにかく新鮮。ドラマのプロデューサー・松本明子氏が「ワガママで、ちょっとワルくて、最高にカッコいい曲を書き下ろしていただきました!この曲を初めて聞いた瞬間、頭の中にハルとガクの生き生きとした姿が見えました!「お前ならやれるぞ!」と背中を思いっきり叩いて元気をくれる曲です」(※1)と同曲にコメントを寄せているように、現時点でもドラマの雰囲気とピッタリだ。目黒出演作の主題歌は繊細な印象のものが続いていたところで、こうした勢いのある楽曲がレパートリーに加わったのは、グループはもとより目黒自体のイメージの広がりにもつながることだろう。

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