Aぇ! groupメンバー分析第3回:草間リチャード敬太 、“グループの目印”となる活躍ぶり ステージとバラエティで発揮する役割

 2022年には『EDGES ―エッジズ― 2022』でミュージカルデビューも果たし、憧れの先輩である屋良朝幸と舞台に立った。ひとつのテーマをもとに、楽曲をオムニバス形式でつづる“ソングサイクル形式”のミュージカルで、挑戦的な作品へのチャレンジとなった。ジャニーズで舞台のプロデュースや振り付けなどを手がける実力派の屋良からも、「むちゃくちゃいい素材持ってます。とにかくいい声出してるし、ダンスがうまいことは昔から知っていたけど、ミュージカルの世界でも羽ばたいてもらえたら」と実力を認められている(※2)。

 座右の銘は「今を生きる」だと話す草間。「元々先を考えるタイプだったんですけど、考え過ぎてしんどいなって。全部考え出したらキリがないし。「今を一生懸命生きていたら、なるようになる」と思って生きるようになりました」との言葉からは、慎重さや誠実さが垣間見える(※3)。

 「予定を立てずにその日の気分で行動を選ぶ」休日の過ごし方が好きなところからも、その時の感性を大切にする姿勢を感じる(※4)。こういった適応力や柔軟性の高さが、草間の幅広いパフォーマンススキルに繋がっているのだろう。

Aぇ! group 【SECRET GUEST LIVE】マイナビ TGC 2023 S/S

 メンバーといるときは可愛らしい面も見られ、メンバーやファンからは仕草や表情から「ギャル」と呼ばれることも。ライブでニコニコ笑顔でファンに手を振る姿は、バラエティとまた違った魅力を放っている。

 『THE GREATEST SHOW-NEN』(ABCテレビ)、『関西ジャニ博』(MBS)など関西ローカルでレギュラー番組を持ち、グループ初の全国ツアー『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』全44公演を完走したばかり。そんなAぇ! groupの中で、バラエティで活躍し、高いパフォーマンススキルと穏やかで可愛らしいキャラクターを持つ草間。2023年4月発売の『週刊朝日』(朝日新聞出版)のインタビューで、かつては自身の個性に押しつぶされそうな日々があったとも語っていたが、今は晴れやかに軽やかに、グループ活動を楽しんでいることが伝わってくる。「リチャ」の愛称で親しまれている草間は、これからも新しい道を切り開きながら、年齢性別問わず多くの人に愛されていくだろう。

※1、3)https://hochi.news/articles/20220502-OHT1T51177.html?page=1
※2)https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/32699?display=1
※4)https://more.hpplus.jp/entame/people/101694/

Aぇ! groupメンバー分析第1回:正門良規  俳優、ギタリスト……アイドルとして活躍の幅を広げる誠実な仕事ぶり

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