NARLOWを“アイドル人生最終回の場所”に 同じ夢に向かって突き進む7人の決意表明

オーディション合格組4人の強すぎる個性とギャップ

乃井りこ

──次は、乃井りこさんについて。

ムロ:りたん(乃井)はねえ……質問、なんでしたっけ?

山下:「りたんがどういう人か」って話だよ(笑)。酒クズです。

乃井:キャッチフレーズは「さけくずあかちゃん」です。

ムロ:急に自己紹介(笑)。

乃井:一応、情報としてね。

ムロ:りたんもいい意味でギャップがすごいよね。プロ意識がめちゃくちゃ高いんですよ。それはもちろん全員に言えることなんですけど、りたんは一見そういうふうに見えないじゃないですか。

河野:私も最初は見た目的に“ふわふわ女の子”みたいな感じなのかなと思ってたんですけど、中身は意外とサバサバしてるから、すごく接しやすいです。

ムロ:りたんがこのグループにいることで、バランス的に……なんて言うんだろ。りたんは常に自分の芯を持ってて。

パン:私たちはわりと“赤い炎”タイプというか、感情でガンガン行くんですけど、りたんは“青い炎”って感じ。冷静に見えて実は熱くて、感情的にではなく的確に伝えてくれるタイプです。

山下うみ

──山下うみさんについては?

ムロ:うみちゃん……質問、なんでしたっけ?

イケダ:ずっと同じ質問しかされてないんだけど?

乃井:(笑)。うみちゃんは、太陽みたいな人です。

パン:明るいよね。常に笑ってる……というか、ワクワクしてる感じが伝わってくる。コンビニでおにぎりを買って食べるだけでも、普通の人だったら何も考えずに食べると思うんですけど、「おにぎり食べちゃうもーん」みたいな(笑)。いつもめっちゃ楽しそう。

円周:あと、しゃべってるときに相手と発言が被ると、うみちゃんは必ず相手に譲るんですよ。そこがめっちゃ好きなところっていうか、尊敬してるところです。大人だなって。

パン:視野が広いんだよね。

山下:みんなが「でもさー」「てかさー」って被せてくるから、話が進まないんだもん(笑)。パンちゃんとかムロとかは付き合いが長いんですけど、昔からずっとそうで。ここらへんの人たちと接してきたことで自然と培われた習性だと思います(笑)。

円周律

──続いて、円周律さん。

河野:歌がめっちゃうまくて、しかも真面目なんです。さっき「パンちゃんを見て参考にしてる」という話もしてましたけど、一人ひとりのことを見て学ぼうという姿勢が本当にすごい。その半面、なんか変な人なんですよね(笑)。不意にめっちゃ面白いことをポンと言ってくる。

ムロ:合宿のときからずっと思ってたんですけど、すごい努力家なんですよ。

山下:吸収力がハンパないなって思います。本当に人をよく見てるし、その人のいいところを全部自分のものにできるから、これから一番成長しそう。

円周:写輪眼ついてるからね。

一同:……?

円周:みんな、『NARUTO -ナルト-』読んでー!(泣)

河野:こういうところです(笑)。

ムロ葉菜子

──ではラスト、ムロ葉菜子さん。

河野:メンバーそれぞれのチェキ用ハッシュタグ(※ファンがメンバーと撮ったチェキをSNSにアップする際、メンバーがその投稿を探せるように付けてもらうハッシュタグのこと)を勝手に考えて送りつけてきたりするんですよ。「こういうのどう?」って。

山下:頼んでもいないのに(笑)。しかもめちゃくちゃ適当なやつ。

ムロ:だから誰も使ってくれない。

パン:え、使ってるよ。

イケダ:「#パンちゃんメモリー」ね。そのあたりはちゃんと考えて作ったのかなって思うんですけど、途中で考えるのが面倒くさくなったのか、ナナのなんて「#チェキ」とかで。

山下:「#チェキ」ヤバすぎ(笑)。

イケダ:私じゃなくてもいいじゃんっていう(笑)。でも、そういうふうに自分で勝手に楽しめちゃうのがいいところでもあって。ふざけたところもあるけど、めっちゃしっかり物事を考えられる人でもあるんですよね。

「人生カマしに来た」みたいな意志を感じるメンバーが揃った

──オーディション前の段階で一度パンさんとナナさんにはインタビューをさせていただいて、「どんな人に入ってきてほしいか」ということを伺いました。そのときは「覚悟のある子に入ってきてほしい」というような回答だったんですが、実際にメンバーがそろってみて、感慨としてはどうですか?

イケダ:なんか、みんな想像以上に強すぎて(笑)。前回はまだ形が見えていなかった分、私たちのこのグループに懸ける思いが富士山のように盛り盛りになっていたところはあったんですよね。だから、気持ちの面でそのレベルに合わせられる子が来てくれるのかという心配があったんですけど……いざ集まってみたら「合わせる」も何も、最初からみんな絶対に引かないような強い気持ちを持っている人たちばかりで。

パン:みんなから「人生カマしに来た」みたいな意志をめっちゃ感じて。例えばライブでも、2人とか3人で歌うパートのときに「自分がこの中で一番だ」みたいな気合が全員から伝わってくるんですよ。それがすごくいいなって思います。

イケダ:私の中にある思いの強さが自分自身を責め立てていた部分も正直あったんですけど、メンバーがこの7人に決まってから、明らかに心がすごく軽くなりました。同じ目線で、一緒に上を目指せる人たちです。

──ちなみに奈々帆さんに関しては、僕からすると“いつの間にかいた人”という印象だったりするんですけども。

河野:そうですよね。急に合宿に来た人、みたいな(笑)。

──改めて加入の経緯を教えてください。

河野:私はもともとアイドル活動を以前やっていて、そのグループを卒業してからは舞台を中心に活動してたんですけど、自分の中にはずっと「歌って踊るパフォーマンスが好き」という思いがあったんです。それが一番自分を表現できる手段だとは思いつつ、「一度アイドルを辞めた自分がまたアイドルをやるのも、どうなんだろう?」という気持ちもあって。だから最初は絶対に復帰しないつもりだったんです。でも、パンちゃんとナナちゃんの映像を観て、曲を聴かせてもらって……直感ですよね。ここでなら自分をうまく出していける、上を目指して活動していけると思って加入を決めました。

──もし仮に、いわゆる“アイドルアイドル”したグループから声がかかっていたら、たぶん断ってますよね。

河野:このグループじゃなかったらやってなかったと思う。完全に直感なので、なんでそう思えたのかを説明するのは難しいんですけど……逆に「ここで断ったら、たぶん後悔するんやろな」と思ったぐらい、強い直感でしたね。

──ほかの皆さんからもぜひ、このグループに懸ける思いを伺いたいです。

乃井:この世界に足を踏み入れたからには、大きな形として何かを残したいなと思っています。最終的に「アイドルとしてやり切ったよね」と言えるくらいにはなりたいなって。そのためにもメンバー全員が本気で熱い気持ちを持っているグループに入りたいと思っていたから、ここでなら自分も一緒にがんばれると思ってます。でも人と争うのは苦手なので、みんなのようにバチバチやり合うというよりは、マイペースに自分のよさも混ぜつつやっていく感じで(笑)。

山下:私もずっとアイドル活動をしてきた中で、小さな夢から大きな夢までたくさんあって。「アドトラックを走らせる」とか「Zeppに立つ」とか、細かいところでは「イヤモニ着けてライブする」とか(笑)。そういうのがNARLOWに入ったことでけっこう叶ってしまった部分もあるんですけど、だからこそ目標を達成する喜びも知ったので、今度はもっと目標を大きくしていきたいし、それに見合う自分にもなっていきたい。私の夢もみんなの夢も、全部を叶えていきたいなって思ってます。

円周:私はまだ自分がどういう強みを持っているのか、代名詞みたいなものがない状態で。活動していく中で、まずはそれを見つけたいです。メンバーみんながそういう武器を確立した状態で、お互いに高め合っていけたらなって。

ムロ:私は……えっと、質問なんでしたっけ?

イケダ:なんで毎回忘れるんだよ(笑)。

──このグループに懸ける思いをぜひ。ここで何を成し遂げたいのか、なぜ自分はここにいるのか、みたいな。

ムロ:難しいですね……でも、観た人すべての心を奪いたいなと思ってて。ライブだったらステージを観た人、対バンだったら別のグループを観に来た人、YouTubeだったら動画を観たすべての人にNARLOWを好きになってほしい。NARLOWの曲を聴いて、パフォーマンスを観て、それで人生が楽しいものになってくれたらいいなって。そういう思いでおります、はい。

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