TWICE、SEVENTEEN、BTS、BLACKPINK……世界で活躍し続けるK-POP第3世代

10周年のBTS、ワールドツアー中のBLACKPINKにも注目

 ここまでTWICEとSEVENTEENを見てきたが、K-POPの世界的人気を拡大させるきっかけとなったとも言えるBTSとBLACKPINKにも言及しておかねばならないだろう。

Take Two

 6月13日に10周年を迎えるBTSは、現在はグループでの活動は休止しているが、各メンバーがソロ活動を行い、それぞれが世界で活躍。特にここ最近では、SUGAがAgust D名義でソロアルバム『D-DAY』をリリースし、同アルバムを携えたワールドツアー『SUGA | Agust D TOUR 'D-DAY'』はアメリカ、インドネシア、日本など各地で大盛況となっている。6月9日にはARMY(BTSファンの呼称)への想いを込めた完全体での新曲「Take Two」がデジタルシングルとしてリリースされる。同楽曲はSUGAがプロデュースし、RMと兵役中のJ-HOPEが楽曲制作に参加しており、ラップラインの3名が手がける新たな楽曲だ。

BLACKPINK - ‘Pink Venom’ M/V

 一方でBLACKPINKは、2022年秋よりフランスやイギリス、北米、タイ、インドネシア、日本、オーストラリアなどを巡るワールドツアー『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK]』を開催中だ。日本公演は4月に東京ドームで、6月に京セラドーム(大阪)で計21万人を動員し、圧倒的なステージを披露。7月にはK-POPアーティスト初となるイギリスの音楽フェス『HYDE PARK British Summer Time Festival』にヘッドライナーとして出演する予定であり、各メンバーのソロ活動もあわせて、活動の幅を大きく広げ続けている。

 第4世代がそれぞれのコンセプトと持ち味を活かして多くのファンを獲得する中で、このように第3世代のアーティストたちも、長きにわたって積み上げてきた実績を土台に、世界の新たなステージで活躍し続けている。デビューから長期間にわたって常にエンターテインメントの第一線で活動するのは、非常に難しいことである。TWICEやSEVENTEEN、BTS、BLACKPINKが並大抵ではない実績を残してきたことは、今後もK-POP史上のひとつの転換点として注目され続けるだろう。第3世代と第4世代の活躍がかけ合わさることで、2023年のK-POPシーンもますますの盛り上がりを見せそうだ。

※1:https://koreawave.jp/seventeen%e3%80%81%e3%80%8efml%e3%80%8f%e3%80%8c%e3%83%93%e3%83%ab%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89200%e3%80%8d4%e9%80%b1%e9%80%a3%e7%b6%9a%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%af%e3%82%a4%e3%83%b3/

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