LUNA SEAはライブの度に頂点を更新し続ける 声出し解禁でファンと踏み出した大きな一歩

 再び5人がステージに集結すると、2000年にリリースされた「LOVE SONG」のカップリング曲「INTO THE SUN」を披露。ライブで演奏される機会の少ないレア曲なだけに、観客たちは食い入るようにステージを見つめ、今の5人が奏でる音を全力で受け止めていた。

 「そろそろ思い切り盛り上がっていこうか!」とRYUICHIが煽ると、「STORM」「DESIRE」「JESUS」と立て続けにキラーチューンを投下。お決まりの観客との掛け合いも復活し、最高潮までテンションの高まった会場へ、本編ラストに届けたのは「BELIEVE」。観客の大合唱が響き渡ると、感極まった表情を浮かべるメンバーの姿がスクリーンに映し出される。最後にRYUICHIは、「お前ら最高だ! ありがとう!」と心からの感謝を伝え、ステージを後にした。

 アンコールでは一人ひとりがマイクをとり、今の思いを観客たちに伝える。

「やべぇ、泣いちゃいそう(笑)。この何年か色々あったけど、みんなの声を聴くと安心する。僕らは音楽を奏でる中で、本当に本当にパワーをもらっているんだなと改めて感じました。どうもありがとう!(INORAN)」

「LUNA SEA、そしてSUGIZO、みんなの元へ帰ってきました。これからさらに突き進んでいくので、今日はLUNA SEAの新しい門出です(SUGIZO)」

「初めて武蔵野の森に立って、また俺たちの新しい聖地が生まれたんじゃないかな。俺たちは、振り返って自分の足跡を確認することはあるけど、後ろに戻ることはない。前に進むだけだから。新しい歴史を共に作っていきましょう(RYUICHI)」

「やっぱこれだよ。戻るべき場所に戻ってきたね。これからガンガンいきましょう!(J)」

「俺たちのライブには、お前らの声が絶対に欠かせないってわかった。今日から新生LUNA SEA。お前ら、ちゃんとついてこいよ!(真矢)」

 メンバーからの熱いメッセージにわいた会場へ、「Déjàvu」「WISH」を届け、盛大な盛り上がりのままフィナーレへ。最後に5人から贈られた特別な曲は、「Crazy About You」だった。タイトルコールで悲鳴を上げた観客たちは、スクリーンに映し出される歌詞を噛みしめながら、最高の瞬間を見届けた。

 ライブの度に頂点を更新し続けるLUNA SEA。ファンと共に踏み出したこの一歩は、彼らの長いキャリアの中でも大きな一歩だったに違いない。

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