Snow Man、新旧自己紹介ラップから見えるグループの進化 阿部亮平の工夫が冴え渡る楽曲に

 Snow Manのグループ初となる4大ドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』がいよいよ幕を開ける。5月26日の京セラドーム大阪を皮切りに、東京ドーム、福岡PayPayドーム、バンテリンドーム ナゴヤまで全10公演を駆け抜ける。

 ジャニーズグループのライブではメンバーの特徴をとらえた紹介曲が披露されることが多い。Snow Manも紹介ラップ曲として「紹介RAP ~We are Snow Man~」が親しまれていたが、5月17日にリリースされた3rdアルバム『i DO ME』の通常盤にボーナストラックとして収録された「Nine Snow Flash」が新たな紹介ラップ曲であることがファンの間で大きな話題となっている。新旧の紹介ラップを聴き比べ、どのような進化が合ったのか注目してみたい。

Snow Man「紹介RAP ~We are Snow Man~」(Summer Paradise 2019 at TOKYO DOME CITY HALL)

 「紹介RAP ~We are Snow Man~」「Nine Snow Flash」はいずれもメンバーの阿部亮平がリリックを綴っている。2曲の大きな違いの一つはメンバーの紹介順だろう。「紹介RAP ~We are Snow Man~」は渡辺翔太から紹介されているが、「Nine Snow Flash」は岩本照からの紹介となっている。発売当初はどうして変更されたのか不思議であったが、ここには同曲を携えて初ドームに“挑む”阿部ならではの心憎い演出が隠されていたのだ。ドームツアーに合わせて販売されたペンライトの点灯順が公式のクレジット順番をふまえた黄(岩本)→紫(深澤辰哉)→白(ラウール)→青(渡辺)→オレンジ(向井康二)→緑(阿部亮平)→黒(目黒蓮)→赤(宮舘涼太)→ピンク(佐久間大介)となっており、この順番でパフォーマンスすれば、メンバー紹介の際にファンがペンライトの色をメンバーカラーにしやすいという配慮なのではとファンの間で話題となっている。

 さらに細かく前作と今作を聴き比べると、デビューから破竹の勢いで4大ドームに挑む夢を実現した9人の成長も実感することができる。

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