Snow Man、『i DO ME』はユニット曲でも”挑戦” 岩本&深澤&宮舘、渡辺&目黒……強化された各自の持ち味

 本日5月3日に結成11周年を迎えたSnow Man。5月17日に3rdアルバム『i DO ME』のリリースを控えている彼らだが、アルバム恒例のお楽しみの一つにユニット曲のメンバーの組み合わせ発表がある。『Snow Mania S1』『Snow Labo. S2』の2作では、3人×3組の組み合わせで楽曲を披露してきた中、今回は初の2人×3組、3人×1組の編成に。“挑め”という意味も込められている『i DO ME』に相応しく、同作のユニット曲も新たな挑戦や発見に満ちている。

 今回は、4月26日にグループのYouTubeチャンネルにアップされた動画「Snow Man【Music Video鑑賞会】「i DO ME」ユニット曲」にて組み合わせが初公開。アルバムリード曲「あいことば」のMVが公開された際、ペアやトリオに分かれたシーンが登場していたことで察しのよいファンの間では“これがユニット曲の組み合わせなのでは?”と話題になっていたが、見事その読みは的中。MVの中ではカラオケ組の岩本照・深澤辰哉・宮舘涼太、ホームパーティー組の渡辺翔太・目黒蓮、ボウリング組のラウール・佐久間大介、ショッピング組の向井康二・阿部亮平による4曲の一部が動画内にて先行公開された。

Snow Man【Music Video鑑賞会】「i DO ME」ユニット曲公開!!

 Snow Manのユニット曲の魅力といえば、グループ以上に幅広い音楽ジャンル/テイストの楽曲が揃うという点。今回は前2作を経てより各自の持ち味が強化された印象だ。

 岩本・深澤・宮舘のユニット曲「Vroom Vroom Vroom」では、『Snow Labo. S2』収録の「HYPNOSIS」でも風格あるラップを披露していた岩本が、日本語・英語・韓国語のトリリンガルでのラップに挑戦。これまでグループのレパートリーにありそうでなかったヒップホップナンバーが誕生した。また深澤がユニット曲で初めてクールな雰囲気に挑戦しているのも大きなポイントだろう。深澤の質感のいい歌声がドープな曲調の中でとても映えており、宮舘の高めのボーカルともマッチ。ユーモア満載の「P.M.G.」(『Snow Mania S1』)とはまったく異なる方向性で2人の相性の良さが感じられた。MVのテーマは“実験”。前作『Snow Labo. S2』からのつながりが意識されているそうで、振付は岩本が担当。安定感ある3人のフルでのパフォーマンスも楽しみだ。

 これまで発表してきたユニット曲の中でも高い人気を誇る「360m」(『Snow Mania S1』)に参加していた渡辺・目黒によるユニット曲が「Two」だ。MVが流れ始めるやいなや、向井が「ロケだ! ドラマや!」と大興奮していたように、歌詞のストーリーとリンクしているであろうドラマ風のMVに引き込まれるバラードである。今回の楽曲やMVには2人の中に明確な歌詞や演出の解釈があるとのことで、受け手がどのように読み取るかを楽しみしているとの説明もあった。グループの中でも特に歌や言葉を大切に届けてきた2人が、大切なものを突き詰めた結晶のような楽曲になっていると言えそうだ。

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