Travis Japanメンバー分析:第1回 宮近海斗、現代にフィットしたリーダー像 周りの良さを引き出すセンターとしての顔も
メンバー個々のスキルが高いグループなので、誰がセンターに来ても引き締まり、様になるが、宮近がセンターに来ると「しっくり」くる。グループの顔として、周りの良さも引き出すセンターだと感じる。
さらに、みんなをまとめたり、引っ張ったりしていくタイプのリーダーではなく、いつの間にか、気づいたらリーダーになっていたという。「リーダーやセンターといった肩書きは、努力を続けた結果、あとからついてくるものだと思うんです」と語っていた宮近(※1)。2012年の結成時からメンバーに選抜された実力を持ちながら、パフォーマンス時と普段の穏やかさに、ギャップがある。
パフォーマンス中は、目力や指先まで神経の行き届いたダンスに熱いものを感じる。一方で、素顔は温和で人見知りな面も。揉めるのが苦手で調整役に回ることが多いとよく語っている(※2)。
全員がダンススキルの高いTravis Japanにおいて、パフォーマンス面でひっぱりながら、メンバーをよく見てフォローを欠かさない宮近のスタンスは、現代にフィットしたリーダー像ではないだろうか。パフォーマンスでは率先して声を出し、全体の士気を高めている姿が印象的。明るさでみんなを引っ張る姿は、宮近らしいリーダー像だろう。一見心優しい少年のような雰囲気を醸し出しながらも、パフォーマンスになるとオーラが出る姿は、まさしく少年漫画の主人公のようだ。穏やかさの中にも負けず嫌いで闘志を秘めている宮近が、デビューを経てどう花開いていくのか。数多くのボーイズグループの中でどう個性を見せていくのか。誰も見たことのない景色に向かって、宮近は進んでいく。
※1:https://more.hpplus.jp/entame/people/59280/
※2:https://hochi.news/articles/20230410-OHT1T51190.html
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