XGはいかにして海外ブレイクを果たしたのか ドキュメンタリーで明かされるグループ結成の舞台裏と研鑽の日々

 5~6年の月日をかけて準備が進められたというXGだが、このような日々は育てる側も育てられる側も相当大変だったに違いない。しかし苦労は前述の通りに報われたのだ。XGの期待値は高まるばかり。最新ナンバーのひとつである「LEFT RIGHT」はリリース直後に世界各地で絶賛の声が相次ぎ、アメリカで最も権威のあるラジオチャート・Mediabase Top 40 Radio Airplay Chartにも7週連続でランクインを続けている。(4月10日時点)。これは日本人女性アーティストおよび日本人グループとしては初めての出来事。同曲と合わせて発表した「SHOOTING STAR」も非常に人気が高い。SpotifyのViral Top100で「LEFT RIGHT」とともにグローバル、アメリカ、イギリス、日本、韓国を含む46の国と地域のチャートにランクインしている。

 また露出も増えており、韓国のメジャーな音楽番組の出演をはじめ、世界最大級のKカルチャー・フェスティバル『KCON 2023 JAPAN』(5月12日~14日、千葉・幕張メッセ)や、88rising主催のフェスティバル『Head In The Clouds』(5月20日・21日、アメリカ・フォレストヒルズスタジアム)への参加が決まるなど、話題に事欠かない。

 短期間で大きな成功を収めたのは、各メンバーのポテンシャルの高さとハードな練習の積み重ねによるもの。これは誰もが思うはずだ。だが、それだけの理由であれば他にも似たケースはいくつか見当たるだろう。XGが特別な存在になれたのはJAKOPS (SIMON)の熱意によるところが大きいと、今回のドキュメンタリーは教えてくれる。

 韓国人の父親と日本人の母親を持ち、アメリカで生まれたJAKOPS (SIMON)は、プロデューサー/コンポーザーとなる前に、K-POPボーイズグループのメンバーとして活動していた時期があった。自身にゆかりのある国はもちろん、世界のどんな地域でも受け入れられる音楽を目指して韓国の芸能界に入ったのは想像に難くない。しかしながら所属するグループは惜しくも解散してしまう。となるとXGは、彼がグループ在籍時に果たせなかった夢を託す存在であり、運命共同体というレベルで育成にも熱がこもっているのではないかと、つい深読みしてしまう。

 XGの一連のオリジナル曲は、K-POPでもJ-POPでもないX-POPであるとJAKOPS (SIMON)は言う。またこうしたグループを自分が育てることは「宿命」だとも語っている。X-POPのコンセプトやグループの正体がようやく明らかになるこのドキュメンタリーは、ファンならずともチェックしておいて損はないだろう。XGは程なくして音楽シーンの新たな潮流を作るに違いない。『XTRA XTRA』を押さえておけばこれから起きるいろいろなことがもっと楽しくドラマチックに感じるだろう。一刻も早くすべてのエピソードが観たいものだ。

■リリース情報
3rd Single
『SHOOTING STAR』
https://XG.lnk.to/_SHOOTING_STAR

Tracklist:
1. SHOOTING STAR
2. LEFT RIGHT

『SHOOTING STAR REMIXX (PROD BY JAKOPS)』
https://xg.lnk.to/SHOOTINGSTAR_REMIXX

Tracklist:
01. SHOOTING STAR (BARS REMIXX FEAT. RICO NASTY)
02. SHOOTING STAR (CHILL REMIXX)

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