SE SO NEON、リスペクトするAwichと初のコラボステージ 緩急自在なパフォーマンスで熱狂を呼んだ来日公演レポ
「ここからはAwichさんのステージです!」というソユンの掛け声の後に「Queendom」でAwichパートのライブがスタート。先ほどまでの和やかな雰囲気が一変、力強い歌声が会場を包んだ。「SE SO NEONが戻ってくるまで会場を熱々に盛り上げていきましょう!」とAwichが叫ぶと「Remember」「LONGINESS REMIX」が続き、会場を大いに踊らせた。
また、ソウル公演では「Queendom」を韓国語で披露したことを明かし、「SE SO NEONのファンは本当に温かい。みんなすごくいいって言ってくれたし、また韓国でライブがしたい!」と語った。「WHORU?」に続く「洗脳」では会場を怪しい雰囲気が会場を包み、圧倒的な表現力とパフォーマンスを見せつけた。Awichパートのラストの曲となる「GILA GILA」では、ステージを右に左に動きまわり、フロアはまるで深夜のクラブのように盛り上がった。完全に会場を温めてからステージを去るAwichに歓声は止まない。
セッティング中も日本語と韓国語で声援が途絶えない中、SE SO NEONのステージが再び始まった。ここから3曲続けて新曲が披露され、さらに壮大な世界観の、新たなSE SO NEONが垣間見えた。続く「Nan Chun」では打って変わってどこか懐かしく温かい雰囲気が会場を包む。観客も静かに揺れながらソユンの優しい歌声に聴き入っていた。ここからライブはラストスパートに向かう。「ジャンプお願いします。準備はいいですか?」というソユンの言葉で始まったのが「Midnight Train」。心地よい疾走感のある演奏で、より一層熱気溢れる盛り上がりを見せた。しかし、ここでギターの音が鳴らなくなるハプニングが発生。その間ヒョンジンがマイクを取り、日本のおすすめのご飯屋さんを観客に向かって尋ねたり、日本に来て原宿のまい泉で食事をした話をしたりして、その場を盛り上げつつ繋いだ。また、現在アルバムを制作しており、今年の後半あたりには再び来日したいとも語った。
ギターのハプニングが解決し、続けて「A Long Dream」「The Wave」を披露。ピリッと引き締まったギターと共に前に出て観客を煽るソユンに観客の黄色い歓声が響いた。その後、一度「お疲れ様でした。バイバイ」と一言残してステージを去ると、鳴り止まない拍手に再度登場し、アンコールがスタート。披露されたのは、激しく歪んだギターの前奏が特徴的な「E」。リズムが次々と変わるトリッキーな演奏や激しいギターソロに、観客はこの日一番の盛り上がりを見せた。最後には、Awichを再びステージに呼び、会場全体で記念写真が撮影された。ファンの温かい拍手と大きな声援に包まれ2組がステージを去ると、この回のライブは幕を下ろした。
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