TOOBOE、レギュラーラジオ『TOOBOEのわるあがき』スタートに意気込み 「すごくライブ感のある人生」

 音楽クリエイター・johnによるソロプロジェクト・TOOBOEと千樹(せんじゅ)が3月21日に文化放送 12Fメディアプラスホールにて、「『TOOBOEのわるあがき』 地上波番組開始 緊急記者会見」を行った。

 ミュージシャン/ボカロPとして活動するjohn=TOOBOEが群雄割拠の音楽業界をどうやって生き抜いていくかをTOOBOEチームみんなで考えてわるあがきしていくラジオ番組『TOOBOEのわるあがき』(文化放送)が3月30日深夜にスタート。当番組は、2022年12月に緊急特番『TOOBOE大反省会 ~僕だって カウントダウンジャパン2022 出たかった~』(文化放送)を4時間に渡って生配信し、文化放送に対し「Twitterでトレンド入りしたらレギュラー番組を持たせろ」という一方的な約束を取り付けてギリギリトレンド入りを果たしたため実現したもの。特番で年末のフェス『COUNTDOWN JAPAN』に出たいとゴネたところ、同じくロッキング・オン・ジャパン主催の『JAPAN JAM 2023』への出演が決定したように、武道館でライブをすることを目標に、毎週文化放送を使ってゴネまくる番組だ。

 司会から「ラジオ番組がスタートするにあたって単独で記者会見を開くのは文化放送でもかなり珍しいですが、何か今日は重大な発表があるんでしょうか?」と聞かれると、TOOBOEは「それがないんですよ。まずおかしいんですよ、始まってないラジオ番組の記者会見はおかしいですし、ここがレンタル料がタダだからやってるだけです」と答える。千樹も「偉い人からタダで使えるからって言われたから、じゃあ何かやってみようかと言ったものの……本当は何回かラジオやった後にイベントもありだねって。(でも)始まる前にいきなりですよ」と恐縮する。

 年末の大反省会でも寿司の出前をとるなど「文化放送の私物化」と言われていることについてTOOBOEは「それは間違いなくあると思っています」と認め、「ほぼほぼ(文化放送がある)浜松町にマンション借りようかなと思っているので」と続けた。千樹も「おっしゃる通りで私物化させていただいます」と答え、TOOBOEが「ラジオが半年ぐらいで打ち切りになったら本当に反省すると思っています」と話すなど、2人に司会が鋭くツッコミを入れていく異例の記者会見に。

 番組内ではリアルに恋をしているキャラクターや作品にまつわるエピソードを募集する「リアコのコーナー」 や、自称無名だけど告知したいことがある人を募集する「無名告知マン」、好きなイラストやTOOBOEにまつわるイラストを募集する「イラストのコーナー」、TOOBOEが武道館の舞台に立つためには何をすればいいのか募集する「ロードトゥ武道館」、自薦他薦は問わず、CMを募集する「CMのコーナー」などを予定。

 番組を通じた目標について聞かれると、TOOBOEは「ミュージシャンの方のラジオを聴いていると、リリースした時に最初にその話ができる、一番アットホームなプラットホームになる。そういうので何年もやっている人が理想ですよね」と桑田佳祐の名前を挙げ、目標の年数は「21年ですね」と刻んだ。千樹は「第100回は何しよう、みたいな話はたまにしますもんね。第10回ぐらいでまたイベントやりますか」と同じく刻んで答えた。

 2人が共通してよく聴いているラジオ番組については『霜降り明星のオールナイトニッポン』を挙げ、「話芸のテッペンみたいな方なので、参考にしています。粗品さんもせいやさんも個々ですごく強いんですよね、パーソナリティーが。それは見習いたい」とTOOBOE。フェス、ラジオの次は何を企てているかという質問に、自身でイラストを描いているTOOBOEは「個展」と答えるも、会場の反応が薄く「個展微妙ですかね……じゃあ弁当屋とかやりますか」と弱気に。一方千樹は「テレビのレギュラー。毎週さんぽ番組、木曜午前11時に」と言うと、TOOBOEは「散歩して個展やったらじじいじゃん、もう」とツッコミを入れ笑いを誘う。

 今までされた困った質問に、千樹は「このラジオでどうなっていきたいか、展望とかたまに聞かれるんですけど、僕に聞かないでほしいですよね、TOOBOEのラジオなんで。アシスタントなんで、展望もなにもないですよね」と率直に回答。そんなTOOBOEにとって千樹は「友達です。後輩的ポジション友達」だそう。千樹は「先輩ですね。音楽とかいろんなクリエイティブなところをめちゃくちゃ尊敬しているので、偉大な人と普段からチョロチョロ遊べているのが貴重な人生かなと思いますね」と答えた。

 最後に千樹は「手伝ってと言われて、無理やり呼ばれて、のらりくらりしてたらこんな媒体にまでなっちゃった。人生何があるか分からんなという感じなんで、みなさんも何か手伝ってと人に言われた時は、注意して、気をつけて、こうなるから。そこに行くか行かないかはよく考えて行動するように」と冗談を交えてコメント。TOOBOEは「TOOBOEの活動自体、本当に去年の今頃はこんなことになると思ってないわけで、すごくライブ感のある人生。気づいたら文化放送でラジオをやっている。来年の今頃、何をやっているか想像つかないんで、そのライブ感をラジオで楽しんでいければと思っております」とメッセージを送った。

■番組情報
『TOOBOEのわるあがき』
文化放送
毎週木曜日25:00~25:30

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