真田佑馬・諸星翔希・森田美勇人が7ORDERの音楽を語り尽くす バンド&ダンスの追求で確立した唯一無二のスタイル

「お客さんの心に届くような1曲1曲にしていきたい」(諸星)

ーー「爛漫」はTempalayの藤本夏樹さんが提供した曲ですが、安井(謙太郎)さんの中高生時代の同級生ですよね?

森田:はい。こういうのもご縁ですね。

ーー多彩なクリエイターの方々の提供曲を演奏することで、7ORDERの音楽性が広がっている感覚もあるんじゃないですか?

森田:その感覚はあります。「爛漫」は、ベースのレコーディングが一番難しかった曲なんですよ。

ーー萩谷慧悟さんも、リズム隊のレコーディングが大変だったと別の取材で話していました。

森田:そうなんです。シャッフルビートとかを取り入れていく初めての体験でしたから。「ここはリズムを変えてほしい」とか、レコーディングの現場で藤本くんから言われたんです。それに応えていくのが挑戦でした。

7ORDER「爛漫」MUSIC VIDEO

ーーこの曲、和テイストでもあるのが新鮮です。

森田:琴も入ってますからね。

ーー琴は沖政一志さん、パーカッションはtricotの吉田雄介さん。クレジットを見て「おおっ!」ってなるのも7ORDERあるあるです。

真田:そうかもしれないですね(笑)。

ーー終盤のフェイクもかっこいいです。これ、ライブでやるとなると難易度はかなり高そうですね。

真田:この曲に限らず『DUAL』の曲は、全部難易度が高いんです(笑)。4月からのツアーはアルバムを引っ提げてのツアーなので、「練習する時間が……」っていうのがありますけど、本気で詰めていきたいと思っています。

ーーみなさんの表現力が広がっている様子も、このアルバムを聴くとよくわかります。「Growing up」は、ブラスのセクションをプロのプレイヤーのみなさんと一緒にレコーディングしたんですよね?

諸星:そうなんです。すごくいい経験になりました。他のプレイヤーのみなさんと重ねるとなると、ピッチ感とかリズム感が大事なんです。この曲のレコーディングで学んだものも大きかったです。

真田:レコーディングは勉強になります。いろいろな方とお会いしたり、作業している現場に立ち会えるのは、本当にありがたい経験なんですよ。

7ORDER「Growing up」MUSIC VIDEO

ーーこの機会に改めて伺いますが、みなさんのルーツになっているミュージシャンは、どういう方々なんですか?

真田:ギタリストに関しては、ジョン・フルシアンテです。レッチリ(Red Hot Chili Peppers)の来日公演のチケットも取りました。この日は絶対に仕事を入れさせません!(※2月上旬に取材)

諸星:スタッフさん、その日に仕事入れてください。

真田:やめろ!(笑)。ジョンが戻ってきたレッチリですよ! 

森田:撮影の仕事を入れてください。

真田:どうしてもって言うんだったら、ドームの前で撮影します(笑)。ジョンは憧れが強過ぎて、語ることもあまりしたくないくらいなんです。それくらい好きです。

ーー森田さんは、ベースを始めるきっかけになった憧れのプレイヤーとかいますか?

森田:僕は誰かに憧れてベースを始めたという入り方じゃなかったんですよね。仕事として「弾いて」っていうことになったので。でも、ハマくんは好きです。

ーーOKAMOTO'Sのハマ・オカモトさん?

森田:はい。ハマくんのベースは、ものすごくかっこいいです。ああいう表現ができるベースを弾けるようになれたらいいなあって思ってます。でも、僕はどちらかというと「7ORDERの楽曲を完成させる」っていう意識で弾いてることが多いんです。だから、自分単体での「ベーシストとしてこういう人みたいになりたい」っていうのは、あんまりないのかもしれないです。

ーーダンスの経験とベースのプレイがリンクする感覚は、あるんじゃないですか?

森田:それはありますね。リズム感、グルーヴ感、音の伸ばし具合とかは、ダンスの経験が活きてるのかなと思います。休符だったとしても空気感自体は繋がってるような意識は、ベースもダンスも通ずるものがある気がしますね。

ーー諸星さんのサックスに関しては、やはりジャズの影響が大きいですよね?

諸星:はい。ジャズがめちゃくちゃ好きなので。ブルーノートとかのスケジュールをチェックして、ライブにも結構行ってます。この前、渡辺貞夫さんのライブにも行きました。

ーー好きなプレイヤーは?

諸星:チャーリー・パーカーです。好きというかジャズの神ですからね。ビバップを生んだ人なので。今のポップスもジャズから広がっていった要素がたくさんあるので、いろいろなルーツを辿るとチャーリー・パーカーの偉大さを感じます。パーカーのソロを集めた『オムニブック』を見て、ひたすらコピーしてます。あと、サックスの音が好きなのはエリック・マリエンサルですね。

ーー僕はジョン・コルトレーンが好きです。

諸星:コルトレーン!

真田:コルトレーン、いいですよね。

諸星:僕、テナーサックスも買おうと思ってます。『BLUE GIANT』の宮本大は、コルトレーンタイプですよね?

ーーそうだと思います。好きなミュージシャンの話をするのって、やっぱり楽しいですね。僕、みなさんが音楽がすごく好きで7ORDERをやっているのを感じていて、そこにも惹かれているんですよ。

真田:ありがとうございます。

ーー楽器を始めたのはお仕事がきっかけだったとは思うんですけど、全員が「楽しい!」って思いながらやっているのを感じます。

真田:みんなピュアだというのは、メンバーのひとりとしても思いますね。みんなの素の姿も知ってますけど、ステージに立った時に音楽に対して「楽しい!」と思える子供的なピュア度は、すごく高い7人じゃないかなと思ってます。

ーーいつも踊る喜びにも溢れていますよね。今回のアルバムの曲だと、「Edge」もダンスパフォーマンスがかっこいいものになっていきそうな予感があります。

真田:ライブでダンス曲になっていくでしょうね。クリエイターさんが僕らの様々な要素を感じてくれて、それを組み込んでくださったのがサウンドから伝わってきます。

ーー「Stunnin’」のディスコな感じも、新鮮なライブパフォーマンスに繋がりそうです。クラブミュージックの要素がすごく反映された「Heavy」も、かっこよくなる予感がします。

真田:ダンスに関しては、コレオで大きく変わりますからね。いろいろ楽しくなっていくんじゃないかなと思ってます。

ーーみなさんのパフォーマンスの原点は、ダンスですよね?

真田:はい。入り口はそっちだったので。

ーーバンドもこんなに楽しくなるって、楽器を始めた頃に思っていました?

森田:僕、全然思ってなかったです(笑)。

真田:俺も、そんなに思ってなかったかもしれない。でも、今になって思うと軽音部だった人生もあり得たのかもしれない。「ダンス部だったけど、もっと楽器を始めるのが早かったら、もしかしたら軽音部にも入っていたかもしれない」って、ちょっと思いますね。

ーー諸星さんは、真田さんからの勧めでサックスを始めたんですよね?

諸星:はい。それまで楽器に触ったことがなかったので、まさかこんな人生になるとは(笑)。

真田:「タンバリン担当か、サックス担当か?」ってことになっていたよね?

諸星:うん。でも、タンバリンだけ叩き続けることに正直、我慢できなくなって、「さすがに仲間に入れてほしい……」ってなったんです(笑)。ボーカルでもなかったので。

真田:煽り担当タンバリンでした。

諸星:ゴールデンボンバーの樽美酒(研二)さんみたいな感じだったんです。

森田:当時のモロ、縦横無尽にステージを駆け回ってました。

諸星:俺が一番声枯れていました(笑)。

ーー(笑)。今、サックスを吹いて、歌って、駆け回っているのは、当時の名残ですか?

諸星:そうかもしれないです。

森田:盛り上げに関しては今もモロが担当ですけど、当時の経験が活きてますよ。

諸星:今のタンバリン担当は長妻です。ピアノがない曲だとタンバリンを叩いてますから。「青空と爆弾」とか。

真田:「青空と爆弾」はキーボードが入ってないから、何を思ったのかライブの時に突然タンバリンを持って前に出てきたんですよ。

森田:ナガツ、タンバリンを叩きながら駆け回ってます。タンバリンって駆け回る役割になるんですかね?

諸星:ライブの時はマイクで音を拾ってないから、そうなるんだよね。つまり、カラオケのタンバリンと一緒なんです。

森田:カラオケの時はタンバリンの音聴こえるけどね。ライブだと聴こえないから、走り回って盛り上げる役に徹するしかないってこと?

諸星:そういうこと(笑)。叩きながら自分を鼓舞してるんだよ。

ーーみなさんのライブに関しては、このアルバムのリリース後、4月から5月にかけてのホール・アリーナツアーがありますよね?

真田:はい。ライブのために作れるところから作り始めて、準備を始めてます。今回は新曲が多いですからね。アルバムを引っ提げたツアーは、これが初めてなんです。

諸星:1曲1曲を大事にしたいです。ライブの当日までに1曲1曲をさらに分析できると思うし、何かを発見していけるはずなので、それを大事にしながらブラッシュアップしていきたいです。お客さんの心に届くような1曲1曲にしていきたいですね。

森田:1stアルバム、2ndアルバムの経験を活かした3rdアルバムの楽曲たちなので、パフォーマンスや演出とかも含めて、今までの集大成的なライブにしたいです。

ーーライブならではのアレンジ、演出の華やかさも7ORDERの楽しさですからね。去年の東京ガーデンシアターで、森田さんは降ってきた羽毛に埋もれていたじゃないですか?

森田:ありましたね。あの時、エフェクターボードに羽根が積もって、エフェクターを踏めなくなったんです(笑)。ライブならではの演出も7ORDERの醍醐味だと思うので、そういう華やかさもお客さんに楽しんでいただきたいです。

ーー音源を聴いて好きになった人は、絶対にライブを観た方がいいっていうのは、僕も自信を持って言えます。

真田:それはありますね。ライブで化けるグループが7ORDERなので。

サイン色紙プレゼント

7ORDER 真田佑馬×諸星翔希×森田美勇人のサイン色紙を1名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterをフォロー&本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。

リアルサウンド 公式Twitter

<締切:3月31日(金)>

■リリース情報
3rdアルバム『DUAL』
2023年3月8日(水)リリース
CDご購入はこちら:https://nippon-columbia.lnk.to/7ORDER
各配信先URL:https://7ORDER.lnk.to/DUAL

【初回限定盤(CD+DVD)】¥4,950(税込)
【通常盤(CD Only)】¥3,300(税込)
【FC限定盤(CD+DVD+PHOTOBOOK+GOODS)】¥11,000(税込)
*BOX仕様|GOODS:オリジナルトランプ
※全形態共通:初回生産分のみ特典応募抽選シリアルナンバー1枚封入

CD収録曲(初回限定盤/FC限定盤/通常盤 共通) 全12曲収録
1.Who I Am *2/8(水)アルバム先行配信リリース
2.Power
3.Edge 
4.F *CBCテレビ『地名しりとり~旅人ながつの挑戦~』エンディングテーマ
5.レスポール *阿部顕嵐主演映画『ツーアウトフルベース』主題歌
6.爛漫 *安井謙太郎出演映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚- 』主題歌
7.なんとかやってますわ *長妻怜央主演3月全国公開予定映画『犬、回転して、逃げる』主題歌
8.Stunnin’ 
9.Heavy 
10.Get Gold
11.Growing up *TV アニメ『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』オープニングテーマ
12.Ups & Downs

DVD収録内容(初回限定盤/FC限定盤のみ) 
【初回限定盤】
Who I Am -Music Video-
Who I Am -MV Making Video-
【FC限定盤】
Who I Am -Music Video-
DUAL -Making Video-
Stunnin’ -Live At The Garage-
F -Live At The Garage-
Stunnin’ -Live At The Garage- (Kentaro Yasui Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Yuma Sanada Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Shoki Morohoshi Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Myuto Morita Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Keigo Hagiya Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Alan Abe Ver.)
Stunnin’ -Live At The Garage- (Leo Nagatsuma Ver.)

■イベント情報
『7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL』
▼ホールツアー
2023年04月09日(日) 仙台サンプラザホール
2023年04月14日(金) 広島上野学園ホール
2023年04月15日(土) 神戸国際会館 こくさいホール
2023年04月17日(月)・18日(火) 福岡市民会館
○チケット料金:FC:8,300/一般:8,800(税込)

▼アリーナツアー
2023年04月22日(土)・23日(日) 日本ガイシホール
2023年05月06日(土)・07日(日) 幕張メッセ 国際展示場 4〜6ホール
2023年05月11日(木)・12日(金) 大阪城ホール
○チケット料金:全席指定FC:9,300/一般:9,800/親子席:18,000(税込)

▶︎ライブ情報・チケット詳細はこちら:
https://7orderproject.com/contents/610953

【7ORDERオフィシャルサイト/SNS】
HP:https://7orderproject.com/
Twitter:@7order_official
Instagram:@7order_project_official
TikTok:@7order_official
YouTube:https://www.youtube.com/c/7ORDERproject
Label:https://columbia.jp/7order/

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