7ORDER、最新ツアーで見せた“THE・エンターテイナー”としての姿 クール＆キュートなパフォーマンスでファンを魅了
「THE・エンターテイナー」。7人組男性アーティスト、7ORDERを表すとしたらそんな言葉がぴったりだ。それが体現されていた全国ツアー『7ORDER LIVE TOUR 2021-2022「Date with…….」』が2月27日、東京・国立代々木競技場第一体育館で最終日を迎えた。本稿では27日・昼公演の様子をレポートしたい。
今回のツアーは、タイトル通り「Date」がコンセプト。7ORDERとのデートという意味でもあり、公演全体が1日の流れになっているような演出も盛り込まれている。メンバーが1人ずつ映し出された映像が流れると、「雨が始まりの合図」で“デート”がスタート。安井謙太郎の「代々木〜！ 楽しんでいこうぜ、よろしく！」というシャウトとともに、熱いバンドサウンドが鳴り響く。阿部顕嵐の「今日はよろしく！」で始まった「BOW!!」では、諸星翔希のサックスが響き渡り、ドラムの萩谷慧悟、キーボードの長妻怜央、ギターの真田佑馬、ベースの森田美勇人も楽しそうな笑顔を浮かべる。続く「SUMMER様様」では、安井が中心となり観客へダンスをレクチャー。歓声こそ出せないものの、メンバーと共に踊る観客たちは実に楽しそうだ。途中安井が披露した、〈感じさせてよ〉をマイクを外して囁くというパフォーマンスもファンにとっては盛り上がりポイントだったのではないだろうか。「青空と爆弾」でさらに盛り上がり、諸星と阿部の客席煽りも止まらない。会場全員でジャンプをして楽曲を終えると、昼を象徴する「Cafe7」パートへ移る。
マスター役の萩谷のもとへ集った長妻と諸星は、お笑い芸人・ミルクボーイの漫才風にメンバーたちを紹介。絶妙の掛け合いに思わず笑い声が漏れ、拍手が巻き起こる。その流れで森田と真田、安井による謎の通販番組風VTRが流れ、諸星と長妻による郷ひろみのモノマネでオチがついたところで、ガラリと雰囲気が変わる「Cafe latte」がスタート。その後は、萩谷がドラムを叩いて他の6人がキレキレのダンスを披露していた。
振り幅の広いパフォーマンスが楽しめるのも、彼らの魅力のひとつだろう。ここで萩谷がキーボードで「蛍の光」を演奏し、「皆様、Cafe7にご来店いただき、誠にありがとうございます」と真田がアナウンスをすると、ペンライトを消すように案内。「一緒に夕日でも見ながら楽しんでいきましょう」と時間経過をお知らせする。すると、センターステージに一脚の椅子を持った森田が姿を現し、「Rest of my life」に合わせてコンテンポラリーダンスを披露。オレンジの照明に照らされて踊る森田の表現力に思わず目が釘付けになる。一方、メインステージでもピアノの音色に合わせて6人が美しいハーモニーを奏でていた。続く「もしも」では、メンバー一人ひとりが花束を持ってステージに現れる。2曲続けてしっとりと美しい楽曲を堪能した後は、爽やかで元気が出る「Feel So Good」で観客たちと一緒にダンスを楽しんだ。
