推し文化を踏まえた新曲「推し越えて純愛」もリリース 作曲家 Haruto Douzenが生み出す楽曲のポイント
ちなみに本曲で共同作詞を担当している塩野誠、ジャケット絵を担当した覆面画家のMASAO、そしてMV用ダンス担当のアカネは、鎌倉の隠れ家的ワインバー“祖餐(そさん)”にて集う飲み仲間だという。祖餐は、Harutoの出身大学の先輩が経営するワインバーで、ワイン通には有名な名店。そこでいつものように集って語らいをしている時に、塩野から出たワードからイメージして作った楽曲なのだとか。
Harutoは今後、作詞家のzoppとコラボした「君はダイヤモンド」を3月にリリース予定。こちらはシンガーソングライターのイノイタルが歌唱するラブソングで、美しいファルセットや細やかなビブラートなど、表現力豊かなボーカルが印象的。行きつけのカフェで偶然出会った“君”への恋心を力強く歌い上げるストレートなJ-POPだ。
サウンドは流麗なストリングスが鳴り響くオーケストラ風アレンジで、爽やかかつドラマチックな世界観が魅力。イントロの鐘の音や小鳥のさえずりなど、言葉でなく音で情景を喚起させる仕掛けも絶妙である。
作詞したzoppは修二と彰「青春アミーゴ」や山下智久「抱いてセニョリータ」などのヒット曲でお馴染みの人気作家。これまでジャニーズに多く作品を提供しているため、こうしたJ-POPど真ん中の音作りとは相性抜群と言える。また、「推し越えて純愛」では〈私の夢それがあなたよ〉と歌っていたのに対して、こちらでは〈夢の ままじゃ 無理です〉と、“君”は夢以上の存在であることを歌っている。歌詞に綴られるこうした2曲間の差異も面白い。この2曲だけでもHarutoが国内外問わず様々なジャンルの作品を作れるスキルを持ち合わせていることがうかがえる。
彼のように作品によって異なるボーカルを迎えるスタイルは、引き出しの多さが求められるだろう。テーマに沿って様々なサウンドを柔軟に使いこなすHarutoのプロデュース力は、これから多くの注目を集めるに違いない。5月にはフラメンコとラテン音楽を融合させたJ-POP楽曲をリリース予定で、現在は某大手百貨店の販売用アート作品のイメージ音楽も制作中だという。2023年のHaruto Douzenはさらに幅広い活動を展開していきそうだ。
■リリース情報
Haruto Douzen
New Single「推し越えて純愛 (feat. Makoto Shiono)」
2023年3月7日(火)リリース
配信リンク:https://linkco.re/1Cmzzgq1
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