風男塾、レジェンドメンバー 青明寺浦正&愛刃健水とコラボも デビュー15周年祝したベスト盤発売記念イベント
そんな中、「“イケメン”に関しては、俺たちもまだまだ未熟者なんで……」と強引に次のコーナーに突入しようとする関汰に対し、「何をやらそうとしてんの?」と怪訝な表情を浮かべる健水。そんな不穏な予感通り、「そこの枠の人たちじゃないんですよ!」(健水)「赤(赤園虎次郎)か黄色(瀬斗光黄)を呼んでこい!」(浦正)と悪あがきする先輩2人を巻き込んで、レジェンドメンバーVS現メンバーによる「愛の告白イケメン決めゼリフ対決」が行われた。まず「数年の時を経て再会を果たした時の愛の告白」というお題で勝負したのは、浦正・良宗・凛空。トップバッターの凛空は、年上の相手をイメージして敬語で告白すると、恥ずかしさのあまりステージ裏へと脱走。キザなセリフが似合う良宗は、“先に上京していった専門学校卒の相手”という細かい設定を自作し、照れ笑いを浮かべながら愛を告げる。浦正は、5年半ぶりに再会した相手への等身大の「大好きだよ!」を届けると、観客だけでなくメンバーの心までも奪い、勝利の拍手を浴びていた。
続いて「15年友だちだった幼馴染みに突然の愛の告白」というお題に挑んだのは、健水・アラン・丈源。直前まで健水とふざけあっていたアランは、すぐさまキリッとした表情を作り、ストレートな言葉で告白。丈源はいきなり素振りを始め、方言で語りかけるというクセの強い演出で観客を困惑させたものの、メンバーからは「丈源らしかった」と評判だった。そして大トリの健水は、「今日は一緒に“健水”広場に来てくれてありがとう」という出オチでややスベリ、「俺、かかとをお尻につけて歩くクセがあって……知ってた?」という斜め上のボケで畳みかけ、「俺のこと好きになって? これからは、好きなだけ甘えろや」と『チェンメン天国』の名台詞でフィニッシュ。見事な話術とキメ顔でレジェンドっぷりを見せつけた健水にも、温かい拍手が注がれた。
さて、「話が尽きないんですけれど」と言うべきところを「話したいことも尽きてしまい」と言い間違えた関汰に総ツッコミが入ると、早くもラストナンバーのお時間。浦正と健水による曲振りを受け、7人は風男塾の代表曲のひとつ「同じ時代に生まれた若者たち」を歌い上げる。一列に並べられたマイクスタンドを前にして、拳を突き上げ叫ぶ彼らの姿はパワフルで、まさに爆風。そこにペンライトを突き上げる風王の情熱と、先輩たちの想いが重なり、15周年の扉を豪快に開け放つ中、スペシャルイベントは終演を迎えた。
終演後の囲み取材では、メンバーそれぞれが2部のステージについて、「たくさんの先輩たちが築いてくださった15年という年月があったからこそ立てたステージだと思うので、僕たちも、この先20年、25年と続けていけるようなグループにしたいと、改めて感じました」(鼓太郎)、「15周年という特別な年に加入できてすごく光栄ですし、今日も浦正くんと健水くんと同じステージに立てて本当に嬉しかったです」(良宗)、「これからの俺たちも見守っていただければと思います。どんどん良い男になろうと思います!」(凛空)などとコメント。現メンバーの発言を目の当たりにしたレジェンドたちは、「みんな、しっかりしすぎてる!」(健水)「現メンバーに振付を教えてるんですけど、次に会う時には指摘したところが修正されててすごい」(浦正)と口々に褒め称える。すかさず「今日の1部のライブを観て、(浦正くんは)もう修正入れようとしてるんで、めっちゃ怖いですよ(笑)」といじる健水に、浦正も「健水も言ってた!(笑)」と反撃し、すぐに漫才状態に。隙あらばじゃれあっていた2人は、卒業した後も一緒に風男塾を作っていける喜びを語り、後輩たちを次なるステージへと送り出したのだった。
祝15周年!風男塾が語る、歴代メンバーから引き継ぐもの ベスト盤を通じて現体制も本格スタートへ
男装ユニットのパイオニアとして活躍する7人組グループ、風男塾。今年5月に新メンバー4名が加わり、新体制となった彼らが、9月24日…