BE:FIRST、夏フェスや『BMSG FES』を経て“新章突入”へ グループ初のツアーで期待したいポイントは?
最後に着目したいのは、彼らのアーティスト性だ。この夏は、デビュー1年足らずで“日本三大フェス”とも呼ばれる『FUJI ROCK FESTIVAL』『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『SUMMER SONIC』への出演を果たし(『FUJI ROCK』はゲスト出演)、ロックフェスにボーイズグループが名を連ねるという音楽シーンにおける新たな道を切り拓いた。前述の『BMSG FES』においてもヘッドライナーを務め上げた頼もしい姿は、昨年8月のデビューメンバー決定時にSKY-HIから投げかけられた「君たちがトップをひた走ってくれることが最低条件です」という一言を体現しているようであった。また、同イベントでRYOKIが「もう新人アーティストとは言わせません!」(※1)と宣誓したように、今の7人は新人アーティストの段階を抜け出し、新たな章へと足を踏み入れている。この1年間で積み重ねてきた、どんなステージに立っても揺らがない存在感、そしてホームならではのメンバーの素顔を存分に体感できるのは、ワンマンライブの醍醐味であろう。
SKY-HIが「何千人もに肉眼で常に見られていると意識することで、パフォーマンスやMCなどすべてにおいて大きく変わると思います」「そうやってアーティストとしての規模感を大きくしていくべきだと自分は思います」(※2)と語るように、BE:FIRSTとしてこのツアーを終えた後に見えてくるのは、アリーナツアー、そしてドーム公演に向けた着実なステップアップだ。今回のホールツアーで、全国各地を回って一人ひとりのファンに音楽を届けるという経験は、きっとこの先、彼らがさらに大きなステージに立った時の助けになることだろう。ツアー終了後に7人の表情がどう変わっているか、今から楽しみにしていたい。
※1:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38401/3/1/1
※2:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00592/00056/
BE:FIRST、1stアルバムが堂々のチャート首位 SKY-HIとメンバー7人が提示する新たなボーイズグループのあり方
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