SARUKANI『猿蟹大百科』ソロインタビュー先行公開第2弾 KAJIが語るクルーでの活動から得たもの
日本を代表するビートボクサー・SO-SOを中心に、RUSY・KAJI・Koheyの4人で構成されたヒューマンビートボックスクルー・SARUKANI初のオフィシャルブック『猿蟹大百科』が9月15日に発売される。
リアルサウンドでは発売に向けて、本書の中に収められたメンバーの撮り下ろしソロカット&インタビューの一部を先行公開していく。本日公開するのはKAJI。SARUKANIのパワーマンの異名を持ち、迫力あるベース音を得意とする彼が、ビートボックスの出会いとクルーでの活動を通した自身の変化について語るパートを一部公開する。(編集部)
KAJIソロインタビューの一部を先行公開
──改めてにはなりますが、ビートボックスとの出会いから教えてください。
KAJI:小学4年生の夏休みにDaichiさんの動画を父に見せてもらったんですよね。当時からYouTubeやニコニコ動画を見ていた、いわゆる最近のスラングで言 うインターネット老人会の一人なんですけど(笑)。人の口から音楽が出ていてリズムがあってメロディがあってベースがあって......本当に意味がわからなくてヤバいなと。最初に見た時は自分でやってみようとはならなかったんですけど、後日、自分でまた発見した時にやってみようと思ったんですよね。いざやってみたら楽しくて、自分の音で自分がノるというスーパーエコな音楽体験にハマりました。その後、HIKAKINさん、海外だったらSkiller、VAHTANGなどいろいろな動画を見るようになって、特にVAHTANGにはめちゃめちゃ影響を受けています。
始めてからは独学でいろいろな人の見様見真似をしながら覚えていきました。当時はHIKAKINさん、すらぷるためさん、Amarumeになる前のTakuyaさんなどのチュートリアル動画をかじりつくように見てましたね。それまでも動画はたくさん見てましたけど、ビートボックスは自分にとって特別でした。
──大会など人前で披露したのはいつ頃のお話ですか?
KAJI:2016年4月の『Boost』の岐阜大会が初出場です。そのときmomimaruさんがオーガナイザーをしていて、ビートボクサーに会ったのも初めてでした。僕、こう見えて人前に立つと緊張しちゃうタイプなんです。その日はずっと1日お腹が痛くて、他の人のビートボックスをずっとお腹抱えながら聞いてました。ただ、いろいろな人に褒めてもらえたのはうれしか ったです。当時は独学だったこともありマイクをカラオケみたいに持っていたのでマイクと口がめっちゃ離れてるとか、音がデカすぎとも言われてましたね(笑)。
──ご自身の活動のブレイクスルーになったポイントはどのあたりになりますか?
KAJI:SARUKANIを組むまでビートボックスは趣味程度にしておこうと思ってたんです。転換点の一つになったのは「ULTRA POWER」を出してから。正直、最初はビートボックスで食べていくなんて無理だと思ってました。心のどこかで仕事にしたいと思いつつ、自身自分で動くことをさぼってしまっていたんです。昔からしんどいことに向き合いこそするけど行動できないところがあって。だからSO-SOさんに引っ張ってもらったから今があるといっても過言ではないと思います。
もともとソロでも活動しているメンバー4人なので、SARUKANIという名前がなくても一人で頑張れるようになりたいというのは自分のモチベーションにもつながっています。SARUKANIを始めたことで自分のスタイル、やりたいことにいい意味で諦めがつくタイミングもありました。死ぬほど刻んだりするのはKohey、綺麗な音を出すのはRUSY、喉系の特殊音とかポップなエンタメ要素はSO-SOさんが得意だから、自分はとことんアングラでやったことないものを突き詰めようと考えるようになりました。4人の中でもRUSYはクルーに向いたバランス感覚を持っていて一番輝いていると感じますね。SARUKANIは本当にバランスがいい。戦隊もののゴレンジャーみたいというか。
この続きはSARUKANIオフィシャルブック『猿蟹大百科』にて。
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SARUKANI『猿蟹大百科』ソロインタビュー先行公開第1弾 Koheyが振り返るビートボックスとの出会いと大会での学び
日本を代表するビートボクサー・SO-SOを中心に、RUSY・KAJI・Koheyの4人で構成されたヒューマンビートボックスクルー…
■商品情報
SARUKANIオフィシャルブック『猿蟹大百科』
サイズ:160 × 220mm
96ページ
価格:3300円(税込)
発売日:9月15日(木)
ISBN 978-4-909852-34-2
C0076
<書籍内容>
・SPECIAL PHOTO、GBB PHOTO、LIVE PHOTO
・メンバーソロインタビュー(SO-SO、RUSY、KAJI、Kohey)
・関係者が語るSARUKANI(Gene Shinozaki、Rofu、Ryosuke“Dr.R”Sakai)
・WE LOVE SARUKANI:著名人が語るSARUKANIの魅力
(香里奈、蔦谷好位置、三吉彩花、鈴木おさむ、遠藤章造(ココリコ)、ランジャタイ、田中洸希(SUPER★DRAGON)、AFRA、Daichi、OdAkEi、ずま(虹色侍)、おしら(しらスタ)、TATSUAKI)
・RUSYによるループステーション解説
・SARUKANI Fun Facts(メンバー4人が語り合う楽曲制作の裏側、年表、用語集)
など
■SARUKANI プロフィール
日本を代表するビートボクサー・SO-SOを中心に、RUSY・KAJI・Koheyの4人で構成された、口から出る音だけで楽曲を制作するビートボックスクルー。ポーランドで行われたビートボックスの世界大会『Grand Beatbox Battle 2021』ではSO-SO&RUSYによるSORRYがタッグループ部門で日本人初の世界チャンピオン、SARUKANIがクルー部門で世界2位を獲得。その他ネット発キャラクター・ブルーハムハムとのオフィシャルコラボレーションや日テレ系『スッキリ』などに出演。キャッチーでありながらも斬新で力強い彼らの楽曲は世界各国でファンを獲得している。
<SNS>
Twitter:https://twitter.com/SarukaniBeatbox
Instagram:https://www.instagram.com/sarukanibeatbox/
YouTube:https://www.youtube.com/SARUKANI
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