HiHi Jets、7 MEN 侍、IMPACTors……ジャニーズJr.の活躍やカバーにより別の魅力が見えるSixTONES楽曲

 8月5日に公式YouTubeチャンネルで公開した新曲「PARTY PEOPLE」の再生数が2100万回を突破(9月9日現在)と、2022年夏を彩ったSixTONES。『ザ少年倶楽部』(NHKBSプレミアム)9月2日の放送回では、同曲をテレビ初披露。さらにはSixTONESのバックダンサーとしてジャニーズJr.の7 MEN 侍、IMPACTorsのメンバーも加わり、賑やかで華やかなパーティーのようなステージを作り上げた。

 今回バックダンサーとして登場した7 MEN 侍は、今野大輝、佐々木大光、菅田琳寧、中村嶺亜、本髙克樹、矢花黎の6人構成で、歌とダンスに加えてバンド演奏が象徴的なグループだ。これまでに『ザ少年倶楽部』をはじめ、単独ステージなどでもSixTONESの楽曲をカバーしており、一部メンバーは、同番組では過去にバンドとしてSixTONESとの共演も果たしている。

Summer Station Live THE FUTURE (7 MEN Samurai) Digest movie

 7 MEN 侍がカバーした楽曲で印象的なものの一つが、SixTONESのJr.時代のオリジナル曲「Rollin'」。ラウドロック的な重低音が響くロックチューンで、7 MEN 侍との相性も抜群。メンバーの矢花は『ISLAND TV』(2020年8月21日公開)で「矢花とサマパラ懐古 その2」と題し、「Rollin'」をステージで聴いたときの感想から、耳で聴きとって演奏したこと、矢花調べで音源上ではギターが5種類存在していることなど、カバーするに至った経緯をたっぷりと語った。また『ザ少年倶楽部』で実現したSixTONESとの共演を振り返り、リードギターを務める今野の苦労を踏まえながら、ギター演奏を3人用に再構築したことを明かした。(※1)

 さらに、アルバム『1ST』収録の「うやむや」のカバーでは、メンバーの中村が手がけたイラストをリリックと共にアニメーション化。その映像をバックに彼らのパフォーマンスと融合させた。7 MEN 侍のメンバーを描いたストーリー仕立てで、グループメールで集合をかけ、「7 MEN 侍 ライブ打合わせ」としてセットリストの検討、ステージで披露する姿を描いた非常に手の込んだ作品だ。歌唱にとどまらず、手間をかけ、彼らの思いを乗せた7 MEN 侍らしいカバー。一曲にかける熱量や一生懸命さからは、SixTONESへのリスペクトや楽曲への愛情が伝わってきた。

 7 MEN 侍ならではの少し高めの声色で、瑞々しさやシャープさが感じられ、先輩のマネではないオリジナルの表現力があった。一方で、SixTONESはずっしりとした重みや貫禄があり、聴き慣れた楽曲でもどこか新鮮に響くなど、カバーの面白さを体感した。

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