櫻坂46、バラエティ番組に臨む姿勢の変化 ポジティブな意識が『そこさく』に与える活気

外番組への出演が成果となって表れる場面も

 外番組への出演による成果も見えてきた。去年から今年にかけてメンバーが個人で他の番組に出演することが増えており、そこで得た経験がこの番組でも生かされているケースが確認できるのだ。

 たとえば5月に放送された「好きの熱量プレゼンショー!」において、チョコレート好きを語った二期生の守屋麗奈の堂々とプレゼンする姿が話題となった。守屋のプレゼンは情報量の豊富さとそれをハキハキと伝えるスキルに加えて、多彩な感情表現の中に要所で笑いを挟むテクニックなど、視聴者を飽きさせない工夫が凝らされており、結果的にのべ8分以上オンエアされたのだ。

 守屋は昨年、朝の情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)のレギュラーを務めており、その後もゲストとして幾度となく出演している。この期間に、咄嗟に出されたお題に対する対応力やコメント力を鍛えられたに違いない。外番組で学んだものが冠番組にまで生かされているのだ。

 こうした変化に加えて、メンバーそれぞれの個性の開花も続いている。大沼晶保や増本綺良といった元から個性的なキャラクターのメンバーはもちろんのこと、近頃は井上梨名の大躍進も目覚ましい。

 意識の変化と個性の開花。この約2年で櫻坂46は大きな成長を遂げたのだ。

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