AKB48、霜降り明星との交流の中で開花するバラエティの才能 “ネクスト渋谷凪咲”となるメンバーは現れるか

 『サヨナラ毛利さん』で今後待ち望まれるのは、霜降り明星との絡みを経験することで、AKB48のメンバーがバラエティセンスを開花させられるかどうかである。

 NMB48は冠番組『夕方NMB48』(KawaiianTV)、『夕方NMB48+』(新YNN NMB48 CHANNELほか)で、2018年4月から約3年にわたって、MCの見取り図と共演。見取り図はそのなかでも、早くから渋谷凪咲のバラエティ向きの才能を見抜いていたようで、盛山晋太郎はその後「凪咲は芸人の後輩としてみている」という高い評価をしている。渋谷も1月1日、Twitterで「見取り図さんはずっと私の事をNSC33期生さんだと勘違いされている」と投稿したほど。現在の渋谷の大活躍は、同番組での見取り図との共演があったからこそではないか。

 『サヨナラ毛利さん』で、霜降り明星がいかにも好きそうな芸風を放っているのは武藤十夢ではないか。とくにメンバーの裏の顔を暴露する企画「暴露カーリング」(4月14日放送回)では、全放送回のなかでもっともいきいきとしていたように見えた。武藤十夢は、妹の武藤小麟について「寝起きが信じられないほどブス」とタレコミをし、粗品から「雑ですねえ」と言い回しの粗さをツッコまれた。暴露したときの武藤十夢のジョーカーのような笑顔は夢に出てきそうなほどだった。逆に暴露される側にまわっても、「自分の胸の谷間を見てニヤニヤしている」と晒されると手を叩いて爆笑。「あるものをあるって言ってなにが悪い!」と語気を強めて笑わせた。この毒っ気は間違いなく、これからバラエティ番組などでも生かされるだろう。

 若手からベテランまでその実力が認められている霜降り明星。AKB48が、飛ぶ鳥を落とす勢いのふたりから得られるものは、たくさんあるのではないだろうか。これからも『サヨナラ毛利さん』を通して、バラエティセンスが磨かれていく姿に期待したい。

※1:https://natalie.mu/owarai/news/472157

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