FANTASTICSが語る、大人なラブソングで引き出された新たな一面 独自の進化を遂げるグループの強みとは?
独自に進化するFANTASTICSならではのエンタテインメント
――早くライブでも聴きたいです。話が変わるんですが先日『iCON Z』の最終オーディションで、KIDMATICのメンバーとコラボされましたね。
堀:EXILE HIROさんもよくおっしゃることなんですけど、夢を追っている若い世代のパワーって本当にすごくて、僕たちが逆に影響や刺激を受ける部分もあるなと思いました。歌も歌えてダンスもできるのが当たり前の世代なので、そこもシンプルにすごいなと思って見ていました。
瀬口:デビュー前、夢を掴むために魂を込めて必死にダンスに向き合っていた頃の自分たちを思い出しました。夢を追う力はやっぱり偉大で、それがさらに新しいエンタテインメントを生み出すような部分もありますし、めちゃくちゃ刺激になりました。
中島:今回特別に披露した「Flying Fish」のラップパートは、自分たちでパフォーマンスを考えて作ってきてくれました。他のチームのパフォーマンスも含めてすごく面白かったですね。自分もオーディション出身ですが、僕らの時は全員がライバルとして戦う形だったのが、今回はグループ審査で、全員がライバルでありつつチームとしての協調性も求められる世界で戦っていたので。あの若さでそこに順応できるスピード感や集中力もすごかったなと思いました。コラボするにあたって自分たちも生半可な気持ちではなく、パフォーマンスでは「ついて来いよ!」と背中を見せつつも、みんなでいいものを作ろうという気持ちで取り組んでいました。
――FANTASTICSは当初から、ライブと演劇を融合させたツアーにチャレンジしたりとLDHでもエンタメに特化したグループだと思いますが、こうやって後輩グループがだんだん増えていく中で、EXILE TRIBEでの自分たちの立ち位置を考えることはありますか?
中島:他のグループと自分たちを比較したり意識するというより、“チームとしてのFANTASTICSはこういう方向性で行こう”というような話し合いをよくしています。でも僕らの魅力は他と被らないと思うので、そこが強みではあるし、より強くしていかないといけない部分かなとは思っています。
――全員で出演している『The Usual Night いつもの夜』も話題になっていますね。たまたま第5話(※うたた寝中の瀬口に八木がおやすみのキスをするシーンあり)を見て、展開にびっくりもしたんですけど。
瀬口:フフフフフ。
中島:フェイクとリアルの中間というか、どこまで台本があってどこからないのかがわからないような、フェイクドキュメンタリーというジャンルなんです。
――今までグループやそれぞれでもドラマに出られていますが、本人役の演技は難しいものなんですか?
中島:特にこの2人(瀬口、堀)は役に設定があってフェイクのシーンが多かったりするので、難しいのかなと見ていて思います。実際にはない思い出を作って話すシーンとかがあったりしていたので……。
瀬口:そうですね。設定についてはスタッフさんと話し合いながら進めていくんですが、フリートークのシーンでも“これは必ず言ってほしい”というキーワードがあったりするんですよ。それを自分の言葉に変換する上で、言い方や切り取り方によってそのシーンの見え方が一気に変わってきちゃったりするので、そういう意味では難しいですね。そういった演技をメンバー同士でやるっていうのも新鮮で、最初は違和感しかなかったんですけど、今は現場がかなり楽しくなってきています。
堀:本人役なんだけど、本人じゃない感情を持たせないといけない部分が、難しいですよね。これまでドラマにも何作か出させてもらっていますが、また全然違うんです。役だと思えば割り切れることも、僕本人の役だから「ちょっと違和感があるな!?」みたいなこともあって(笑)、戸惑いつつも頑張っています。
――アドリブ力が求められる部分もありますよね。そして、この記事が出るころにはスタートしているツアー『“FAN FAN HOP”』はどんな感じになるんでしょうか?
堀:“FAN FAN HOP”というタイトルからも感じられるような、ポップ感をテーマにライブを作っています。最近では僕ら自身の曲のレパートリーも増えてきて、バラードもアップテンポもあるんですけど、その中からツアータイトルに合うような楽曲を厳選した、コンセプトありきのライブにしようかと考えています。今回は1日2公演の日もあるので、そういった新しい挑戦もしつつ、全体的にポップでみなさんと楽しい時間を作っていきたいなと思っています。僕は今回も衣装を担当するので、ちょうど今、頑張っています!
瀬口:あと今回はこれまでなかなか行けていなかったいろんな土地に行かせていただきます。みなさんに直接お会いできるのが嬉しいです。
中島:今はメンバー個人でもグループとしても、いろんな番組や舞台といった活動がありますが、やっぱりアーティストとして歌とパフォーマンスで、ライブに来てくれるみなさんにがっつり楽しんでいただいて、かつ自分たちも楽しむ。そこに重きを置きたいという思いは変わらないですね。
――先日ライブアルバム『FANTASTIC VOYAGE』もリリースになりましたが、改めてFANTASTICSのライブの魅力を教えてください。
中島:僕ら普段はわちゃわちゃしているんですけど、パフォーマンスがかなりスタイリッシュなので、そのギャップですかね。EXILE TRIBEの魂を受け継ぎつつも、お客さんがくすっと笑えたり笑顔になれるようなエンタテインメントを届けていけるのではないかなと思っています。
堀:僕らのライブはひとことで言うと、まとまりがあって見やすいと思います。曲のレパートリーも幅広いので、1つの公演をいろんなパートに分けて起伏をつけられますし。初めましての方にも飽きずに楽しんでもらえるようなところが魅力なのかなと思っています。
瀬口:FANTASTICSのライブはエンタメ色が強いと思うので、純粋な音楽のライブというよりはショータイム的に楽しんでいただけるものになっています。EXILE TRIBEの他のグループのライブとも切り口が違うので、独自に進化したFANTASTICSのエンタテインメントを見てほしいという気持ちがありますね。
■リリース情報
FANTASTICS from EXILE TRIBE『Escape』
2022年6月29日(水)リリース
<LIVE盤>
・CD+DVD
・CD+Blu-ray
¥8,250(税込)
※初回生産分のみシリアルコード・スマプラフォト封入
<MUSIC VIDEO盤>
CD+DVD
¥2,400(税込)
※初回生産分のみシリアルコード・トレーディングカード(全8種中1種)封入
<CD ONLY盤>
CD only
¥1,200(税込)
※初回生産分のみシリアルコード・トレーディングカード(全8種中1種)封入
<CD収録内容>※4形態共通
01. Escape
02. BABY ROSE
03. Escape (Instrumental)
04. BABY ROSE (Instrumental)
<LIVE盤 DVD・Blu-ray収録内容>※2形態共通
『FANTASTICS LIVE TOUR 2021 “FANTASTIC VOYAGE” ~WAY TO THE GLORY~ THE FINAL』
01. Drive Me Crazy
02. TO THE SKY
03. PERFECT MAGIC
04. STOP FOR NOTHING
05. DiVE
06. Hey, darlin’ (Acoustic ver.)
07. ターミナル
08. The Only One
09. Believe in Love
10. Dear Destiny
11. Turn to You
12. THE 7 OCEANS / TOKYO GAIN
13. “FANTASTIC VOYAGE” Special Medley
Play Back / Tarte Tatin / Time Camera / Keep On Movin’ / Overflow / High Fever / WHAT A WONDER (Remix ver.)
14. Each Other’s Way 〜旅の途中〜
15. VICTORY
16. Summer drops
17. CANNONBALL
18. M.V.P.
– ENCORE –
19. Tumbling Dice
20. Can’t Give You Up
21. サンタモニカ・ロリポップ
22. Flying Fish
23. FANTASTIC 9
<Music Video盤 DVD収録内容>
01. Escape (Music Video)
02. Escape (Music Video Making Movie)
■関連リンク
公式ホームページ