堂本剛、松本潤、中島健人、京本大我……ジャニーズメンバーが表現するMr.Children愛 楽曲から受けた影響も

 4月24日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)ではMr.Children特集が放送された。過去の放送も含め、同番組でMr.Childrenが取り扱われた時の関ジャニ∞メンバーのテンションは一段と高いように見受けられる。今回の特集内で丸山隆平は、「ベースに特化して(楽曲を)聴くってことをしてきてなかった。ボーカルも楽器も含めて、ドンと聴いていた」と述べた後、「友とコーヒーと嘘と胃袋」を挙げ、「(ベースの)切り方とかめちゃくちゃクールなんですよ。あのスタイルの出し方のベーシストってそんなに多くないなって、カッコいいなと思います」とベーシストならではの視点を披露。安田章大は「永遠」において〈冗談が過ぎる たとえ神様であっても 死ぬまで許さない〉の部分に注目し、歌詞における解釈と選んだ言葉の強さ、それをメロディに当てはめる必然性などに感銘を受けていた。

 バンドスタイルも合わせ持つ関ジャニ∞ならではのコメントからは、Mr.Childrenがミリオンヒットを量産した90年代に青春時代を過ごしていたことと共に、今は楽器を手にしたからこそ分かる楽曲への理解が存分に感じられた。

 5月5日にオンエアされた『今日は一日“ミスチル30周年”三昧』(NHK-FM)には、コメントゲストとしてSexy Zoneの中島健人が、スタジオにはSixTONESの京本大我が登場した。中島は主演を務めた『桜のような僕の恋人』(Netflix)の主題歌にMr.Childrenが「永遠」を書き下ろしたことなどを受け、「ミスチル主題歌は、俳優にとっての勲章なんですよね」「あまりにも僕のお守りのような楽曲。いつかですけど、コラボさせていただけたら」と溢れる想いを語る。バンドの音楽を背に、自らも表現者として躍進を続ける中島らしい愛あるメッセージだった。

 京本は妄想セットリストを披露。「シーラカンス」「渇いたkiss」「靴ひも」「空風の帰り道」といった選曲は筋金入りのファンであることを証明し、1つのライブにおける演出の流れやストーリーまでを徹底的に考え抜くほど。また、SixTONESのツアーでもMr.Childrenの曲を楽屋で口ずさんでいることから、他メンバーも曲を覚えてそのまま皆で歌ってからステージに出るといったエピソードも明かした。

 冒頭紹介した「smile」について、櫻井和寿は「ジャニーズの皆さんがこの曲を歌ってくださることを前提としたからこそ、書けた歌詞があります。〈だけど忘れないで [君の笑顔に逢える] それだけで生きていける僕がいる〉。ジャニーズの皆さんほど、このフレーズを歌うにふさわしい方はいないと感じます」(※1)とコメントを寄せていた。ジャニーズだからこそ、ジャニーズでなければ笑顔にできない人がいることを追求した楽曲は、松本が総合演出を務めた『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』でも披露されていた。ジャニーズを牽引するグループやそのメンバーの中には、Mr.Childrenをはじめとした様々なアーティストたちから受け取った表現が宿り、またジャニーズとしての新たなエンターテインメントをこれから生んでいくはずだ。

※1:https://www.johnny-associates.co.jp/smile_up_project/report-275/

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