SixTONES、デジタルを味方に切り拓いてきた道のり 積み重ねてきた時間がパフォーマンスや歌の説得力に

個性が輝くメンバーの活躍と年々仲良くなる6人

 デビューから2年が経ち、メンバー個人の活躍も目覚ましい。ジェシーは映画『SING/シング:ネクストステージ』の日本語吹替版で声優と歌唱を担当。歌手のMISIAが勧めたことでの抜擢だという。女性誌やビューティ誌での表紙起用が続く京本大我は、2022年夏に主演舞台『流星の音色』、二宮和也主演の映画『TANG タング』への出演が発表されたばかりだ。

 ラップとMCを担当し、バラエティに多数出演する田中樹は、ポジティブさでメンバーを引っ張る姿が印象的だ。ジャニー喜多川から「いるだけでいい」と言わしめていた髙地優吾は、趣味のキャンプも生かし、バラエティで安定感のある活躍ぶりを見せている。最年少ながら『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で野生的な姿を見せる森本慎太郎は、4月期ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)では見た目はイカついが心優しいヤンキーを演じる。

 松村北斗は、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)で爽やかな文学青年、雉真稔を演じ、多くの人の記憶に残った。4月公開の映画『ホリック xxxHOLiC』、4月期ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)にも出演。ドラマとパフォーマンスで別人のように表情が変わる姿は目が離せない。『恋マジ』の挿入歌「わたし」が、7枚目のシングルとしてリリースされることも発表されたばかりで、期待が高まる。

 SixTONESは、お互いの強みや輝くポイントを理解し、自然と役割を見極めているように感じる。彼らの積み重ねてきた時間が、パフォーマンスや歌声にも説得力を持たせているのだろう。バラバラにも思える個の魅力が、チームになったときに不思議と調和し、大きな推進力を持つ。これからどんな楽曲やパフォーマンスを見せてくれるのか、年々進化するSixTONESを楽しみにしたい。

関連記事