BTS、パズルゲーム開発から思い出す「BT21」の制作 “我が子”のように愛するコンテンツへの本気度
BTSが今度はゲームで楽しませてくれる。4月26日よりグローバル事前予約が始まったBTSのパズルゲーム『BTS Island: In the SEOM』。船で休暇に出かけたBTSが、クジラに助けられて離れ島に到着し、冒険の物語を繰り広げていくというストーリーだ。パズルを解くことでBTSとの思い出を作ることができるそう。BTSのメンバーを投影したキャラクターたちと、釣りをしたり、泳いだり、卓球をしたり……。アイテムを使って島やキャラクターたちを好きなように飾っていくこともできるという。
何より楽しいのは、このゲームの開発にBTSのメンバー自ら携わっている点だ。実際に彼らがプレイしながら、タイトル、ロゴ、キャラクターデザイン、OSTまで制作に参加したという。実は、先駆けてYouTubeに公式チャンネル『BTS Island: In the SEOM』がオープンしており、4月26日にはバラエティ映像「BTS Become Game Developers(以下「BTS、ゲーム開発者になる」)」のエピソード1が公開された。
「BTS、ゲーム開発者になる」とは、その名の通りBTSのメンバーが開発に携わっていく様子を追ったもの。今後、毎週火曜に全4回にわたって更新される予定だそうだ。初回となるエピソード1では、冒頭から「もう10回以上ミーティングした?」とJ-HOPEが少々盛って話を振ってみせると、「違いますよ、4回?」(JUNG KOOK)、「違う違う、6回までやりましたよ」(V)、「僕はこれが3回目だと思いますが」(RM)、「これが4回目ですよ、きっと」(JIN)と正確に回数をすり合わせていくメンバーの姿が。
そして、OSTをメインで担当しているのは、これまでBTSのみならず他アーティストにも楽曲提供をしてきたSUGAであることも明かされた。「いつもこうして依頼を受けると“やります”と言ったあと、翌日に後悔するんです。“あーなんでやるって言ったんだろう”って」と頭を抱えて本音をこぼしてみせるチャーミングな一幕も。
ところが「SUGAさん積極的にアピールしてませんでしたか?」(JIN)、「何回かにわたってアピールを……」(JIMIN)とニヤリ。どうやらSUGAは他にも仕事が舞い込んできて多忙の様子。もしや4月29日にPSYがリリースしたニューアルバム『サダ9』でコラボした「That That(prod. & feat. SUGA of BTS)」と並行して作業をしていたのだろうか、などとあとから繋がってくるのも、この開発日記映像で彼らとの時間を共有していく面白さだ。
こうしたやり取りを見ていると、「メンバーが最初から開発ミーティングに参加している」というのは、決して大げさな話ではなさそうだ。ゲームのデモ映像を前に「(前に見たときよりも)さらにアップグレードされたようです」と話していることからも、しっかりと伝わってくる。さらにキャラクターの顔や身体の大きさの比率など細かなところにも彼らの意見が反映され、「今日のミッション(デイリークエスト)」はJINが特にこだわったところだとも。
実際にアイデアが形になっているのを確認したJINは「ああいうのが画面に出てくるとすごくうれしいです。ああ、僕が作ったゲーム、我が子だと!」と嬉しそうに話す。この光景、どこかで見たことがあったような……。それは、今ではすっかりおなじみとなったBTSとLINE FRIENDSのコラボキャラクター「BT21」を生み出したときのことだ。