日向坂46 影山優佳、高瀬愛奈、富田鈴花、丹生明里が代打で大活躍 コロナによる“緊急事態”に尽力した救世主

 日向坂46は、念願の東京ドーム公演後に多くのメンバーが新型コロナウイルスに感染し休養するという緊急事態に陥った。その中で影山優佳、高瀬愛奈、富田鈴花、丹生明里の4人が、「約束の卵」の歌詞にある〈もし仲間が倒れた時には僕が背負うから〉を体現するように日向坂46を救う活躍を見せた。

 まず、頼れるピンチヒッターとして株が急上昇したのが高瀬。元々“鉄人”と呼ばれるほどグループでは休まない人として有名な高瀬だが、加藤史帆の代打で2度『レコメン!』(文化放送)に、齊藤京子の代打で『アッパレやってまーす!木曜日』(MBSラジオ)に出演。今回は単純にピンチヒッターというだけでなく、ドーム公演直後であり渡邉美穂の卒業発表後という、おひさま(日向坂ファンの呼称)たちの感情が整理できていない状況の中での出演となった。メンバーの思いを生の声で最初に届ける重要な任務を請け負った高瀬。「もし仲間が倒れた時は僕が背負うから」というタイトルのブログでは、かつてTOKIOの城島茂から「代打はその人の代わりに、“ちゃんとボールを打てる人”しか務められへんからね」という言葉をかけられた時から、より一層いつでもみんなの代わりになって頑張っていきたいと思えるようになったと、代打への思いを綴った(※1)。城島の言葉がすぐに出てくるところに、常にそうした心構えでいることが窺える。

 最近はバラエティ番組でもイジられることが多くなった高瀬。これまで後ろで支えるようなポジションを担っていただけに、彼女の頼もしい言葉が不安から期待へとおひさまたちの心を一気に明るくしたように思える。また『レコメン!』では、昨年は一年間かけて“加藤と高瀬は共演NG”というビジネス不仲という布石を何度も打ってきただけに、少年漫画のようなアツい展開にワクワクさせられた。番組ではそつがない対応で、渡邉の卒業を冷静に受け止めていたことが印象的だった。

 金村美玖、丹生、渡邉がリレー方式でパーソナリティを務める『日向坂46の余計な事までやりましょう!』(TOKYO FM)では、本来ならドーム公演明けの4月8日に渡邉が出演し、卒業発表後の思いを伝える予定だったはず。そんな重要な回の代打となったのが丹生だ。同期から初の卒業であり、同郷で同じユニットとして番組を持つ丹生だからこそ、いまだに驚きと寂しさを隠せないながらも、渡邉の決断の背中を押したいという素直な思いが伝わった。この1人喋りのラジオでは、他にも新曲のMVやドームの裏話など、おひさまが聞きたかった話を語り代打を全うした。丹生はラジオ以外にも雑誌『B.L.T.6月号』の表紙や、渡邉と松田好花と共にレギュラーを務める『CHOTeN~今週、誰を予想する?~』(テレビ東京)でもドームの裏話をするなど、ドーム公演後の日向坂46の顔として活躍した。

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