佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』

SixTONES 田中樹、“ジャニーズの爆弾”として『Creepy NutsのANN』で大暴れ 思わぬドケチ発言にR-指定もタジタジ?

R-指定「(田中は)変な人かも!」

 迎えた4月18日、DJ松永の新型コロナウイルス感染を受けて、この日のラジオはR-指定が1人で担当することに。番組冒頭から「1人ラジオにはちょびっとだけいい思い出がない」と少々弱気な姿勢を見せていたR-指定。実は昨年11月にも1人喋りの回があったのだが、小粋な深夜ラジオを届けようと思い描いていたにも関わらず、フタを開けてみたらリスナーに電話をかけて「夜空ノムコウ」の口笛をやらせていたというものだった。あまりにも自分の予想していた光景と違う展開に、今では記憶をかき消しているほどだそう。

 そんな心細い心境の場に田中がゲストとして登場したからか、2人は一気に打ち解け始める。まずは田中の持つ“後輩力”について。上下関係のしっかりしているジャニーズにおいて、先輩が後輩にごはんをごちそうしたり、着なくなった洋服を譲ったり、お年玉をあげたり……といった話をよく耳にする。実際に、田中もデビュー前は当時ジャニーズJr.の東西トップだった河合郁人(A.B.C-Z)、桐山照史(ジャニーズWEST)によくおごってもらったことや、レジェンド的存在である木村拓哉からの洋服の差し入れが嬉しかったことを話していく。

 しかし、田中自身はどうなのかと聞かれると一変、「後輩におごるなら自分で2回食べに行きたい」「(着なくなった服は)売って少しでも足しにしたい」と、ドケチ発言が次々と飛び出し、R-指定を「しゃばいぜー!」と驚かせる。先輩への気遣いや絶妙な距離感の取り方など後輩力は抜群に高い田中だが、そのバトンを次の後輩に渡す気はないとキッパリ。その清々しいまでのポリシーに、R-指定も「めちゃくちゃ、ざ……雑魚(笑)」と遠慮なくリアクションを取るほど距離を縮めていったのだった。

 他にも、後輩が家に遊びに来たときに「携帯電話の充電をさせてほしい」と言われたらどうするかと問われると、「コンセントは自分のために穴を埋めていたい。ソーラー充電のモバイルバッテリーを渡す」と解答。その独特な感覚に「ケチというより変な人! ケチとかじゃない! 別ベクトル!」と田中の本性に笑いが止まらないR-指定だった。

 ちなみに、田中いわく「King & Princeはちゃんと(バトンを渡)してるみたい。結局、あいつらすごいんすよ。そりゃ売れるわって。あんだけキラキラしてて男気まで持たれたら! よりご飯連れて行きたくなくなっちゃう!」と唇を噛む。思わぬ形ではあったものの「とはいえ樹さん、ガッツリ男気系かなと思ったら……」と、R-指定の持っていたイメージを見事にぶち壊す、“爆弾っぷり“を披露することができたようだ。

 さらに田中とR-指定は、“思想”、“哲学”、“カルチャー”としてのギャルについて熱く語り合い、「走ったり話したりするゾンビはアリかナシか」「ソンビ映画に出るならサバイバー側かゾンビ側か」「ゾンビ役をかけて2人でオーディションしよう」とヒートアップ。ゾンビが襲来した場合は「タワーマンションに逃げ込む」という田中のアイデアが、まだ映像化されていないのではないかということから、田中が脚本、監督、主演で映画『タワマン・オブ・ザ・デッド(仮)』を作る構想が生まれると、即座に「主題歌作ろうかー、じゃ」とR-指定。まさかのコラボがまたもや実現してしまうのではないかと期待が膨らむ。いや、これも松村が話していたように、田中の“陽キャ”としての相槌によってR-指定が「気持ちよく喋らされてしまった」結果なのだろうか。

 大いに盛り上がった2人のトークだが、リスナーから「え、一番の共通点のラップの話しないの?」とツッコミが入るほど、ラップの要素は皆無だった。R-指定によればCM中にはラップの話をしていたようだが、「ゾンビオーディションじゃないんすよ……」と、やはり思わぬ形で話が弾んでしまったようだ。今後も、田中の“陽キャ”ד後輩力”爆弾をもって、Creepy NutsとSixTONESの仲が深まっていくのを見てみたいと、楽しみになるオンエアだった。

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